テニスの4大大会今季第1戦、全豪オープンは14日、メルボルン（オーストラリア）で開幕。昨年大会ベスト8で第16シードの錦織圭選手は、世界ランキング63位のビクトル・ハネスク選手（ルーマニア）に6−7、6−3、6−1、6−3で勝ち、3年連続で初戦を突破し、順調なスタートを切った。そんな錦織選手に大会への意気込みなどを聞いた。WOWOWでは14～27日の期間中、連日生中継を実施する。（毎日新聞デジタル）

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　−−新しいシーズンが開幕しました。現在のテニスの感覚とコンディションは？

　テニスの感覚自体はとてもいいです。ブリスベーン国際では思っていたよりも1試合目から良いスタートが切れました。1大会目なので緊張や硬さはあったのですが、そんな中でもしっかり3試合いい試合ができました。最後のマレー戦では膝を痛めてしまいましたけど、今はもう回復しています。

　−−ひざの痛みの原因は？

　お皿の下に少しダメージがありました。でも映像で見てもらったのですが、全く異常はなかったので、後はもう気持ちの問題ともう少しのリハビリで良くなると思います。たしかに去年から続いている部分はあると思うのでなるべく早く治して次に進めるようにしたいです。

　−−今シーズンのプレースタイルは？

　プレースタイル自体は特にいつもと変わらないと思います。もっと前に出たりなど、攻撃力の部分を少し上げられればと思っています。あとはどのショットも精度を少しずつ上げて、ミスのないストロークだったり、サーブも強化していきたいです。少しずつ全部を底上げできればいいかなと思います。

　−−ネットプレーを増やすイメージですか？

　なるべく隙（すき）を見て前に出られるようにしていきたいです。最近はみんな攻撃的なテニスに変わってきているので、そういった中で自分もチャンスを見つけて、前に出てボレーカットしたり早くポイントを決められるようにするのがこれからの課題です。

　−−それはトップの選手に対する突破口？

　特にトップ10の選手に勝つには、必ず自分から攻めることが必要になってきます。もちろんどの選手とやるときもそうですけど、自分のスタイルに少し積極的なプレーも混ぜていければ良いかなと思います。

　−−今シーズンの目標は？

　ランキング的にはこの位置を絶対にキープできるように、さらに上を目指せるようにするのが目標です。自分の年齢も上がってきて体もしっかりしてきているので、そういう中でランキングもキープしつつ、来年、再来年とより強い自分になれるように今年は頑張って行きたいです。

　−−数字としての目標は？

　最終目標は今年の終わりにトップ10にいられるようにしたいですね。それにはやっぱりけがなく1年通していい結果を出し続けることが必要なので、それがまだ自分にできるのかはわからないですけど、目標としてはトップ10を目指せるように頑張ります。

　−−今年のグランドスラムでの目標は？

　やっぱりベスト8以上を目指したいですね。ベスト8に入るまでもそうかもしれないですが、そこからトップ4の選手や、トップ10の選手に勝っていかなければいけないので、その壁を今年は破れたらいいですね。