クルム伊達公子選手:18年ぶり全豪3回戦進出 「自分のプレーを貫きたい強い思い」で2回戦突破

全豪で2回戦を突破したクルム伊達公子選手 写真:ロイター/アフロ
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全豪で2回戦を突破したクルム伊達公子選手 写真:ロイター/アフロ

 豪州メルボルンで開催中のテニスの4大大会(グランドスラム)今季第1戦「全豪オープン」。大会4日目の17日、女子シングルス2回戦で日本のクルム伊達公子選手はシャハール・ペール選手(イスラエル)を6−2、7−5で破り、18年ぶりとなる3回戦進出を決めた。42歳でのグランドスラム3回戦進出は全グランドスラムを通じて2番目の年長勝利となった。そんなクルム伊達選手に3回戦への意気込みなどを聞いた。WOWOWでは27日までの大会期間中、WOWOWライブで連日生中継する。(毎日新聞デジタル)

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 −−2回戦突破おめでとうございます。試合を終えてどんなお気持ちですか。

 ある意味、1回戦以上にタフでした。現在は少し調子を落としている選手ですが、相手はもともとトップ30にいた実力者ですし、メンタル的にもタフですし、プレーもタフで、1回戦に比べると今日の方がやりにくかったです。暑さの心配もありましたし、今はほっとしています。

 −−40℃近い気温の中での試合でした。第2セットに入って競り合う展開になりましたが、どんな気持ちでプレーしていましたか?

 今日はもっと暑いかなと思って覚悟していたのですが、雲があったお陰かそれほど心配していたほど暑さは気になりませんでした。ただセカンドセットに3−0でリードした場面あたりから、鉛がのしかかってきたかのようにどっと体が急に重くなってしまいました。そこで相手が開き直って打ってきたこともあり、完全に自分の足が止まってしまって、どうしようかなという気持ちでした。どうにか4−4でキープできたところで、少し気持ち的に持ち直すことができたかなと思います。

 −−そういった苦しい終盤で勝利に結びつけたものはなんだったのでしょうか?

 体が動いているだけに、そこでなんとか自分のプレーを貫き通したいという強い思いだけだと思います。

 −−この勝利で18年ぶりに全豪オープン3回戦進出です。

 とにかく1戦1戦、また次に向けて回復させて挑みたいと思います。

 *……女子シングルス3回戦「クルム伊達公子対ボヤナ・ヨバノフスキー」は19日に生中継(放送時間未定)するほか、深夜0時からWOWOWライブでリピート放送を予定している。なお、18日行われる全豪オープンテニス大会5日目には、日本のエース、錦織圭選手が登場し、エフゲニー・ドンスコイ選手(ロシア)との3回戦に挑む。

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