アンフェア：篠原涼子の“後任”北乃きい主演のSPドラマ続編放送　髪を35センチバッサリ

　女優の北乃きいさん主演で11年に放送されたスペシャルドラマ「アンフェア　the　special～ダブル・ミーニング　二重定義～」（関西テレビ・フジテレビ系）の続編が放送されることが18日、明らかになった。今回は「ダブル・ミーニング　Yes or No？」と題し、前作の設定から2年後を描く。篠原涼子さんが演じた雪平夏見の後任となる女刑事・望月陽役を再演する北乃さんは、役作りのために髪を35センチカットするなど気合十分で、「私自身、望月のことが大好きで、演じていて気持ちが良い役。また望月が演じられるんだと思ったら、とてもうれしかったです」と喜びを語っている。

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　「アンフェア」は、篠原さんが演じる警視庁捜査1課で検挙率ナンバーワンのバツイチ刑事・雪平夏見の活躍を描いた連続ドラマで、06年1～3月に放送された。その後、2作のスペシャルドラマ（06年10月、11年9月放送）と、2作の映画（07年3月公開、11年9月公開）が公開されるなど、人気を集めた。

　今回のドラマは、11年9月に映画「アンフェア the answer」の公開にあわせて放送された、北乃さん主演のスペシャルドラマ「アンフェア　the　special～ダブル・ミーニング　二重定義～」の続編で、2年後を描いた作品。仕事にも自信を持ち、相変わらずの破天荒ぶりで突っ走る女刑事・望月と、心に傷を抱えたベテラン刑事・山路哲夫（寺島進さん）のコンビが、難事件に挑む。今回の事件は、体感型の謎解きミステリーとして、“視聴者参加型”の人質殺人事件が描かれる。

　劇中では、北乃さんと山路さんの再タッグが実現したほか、加藤雅也さん、阿部サダヲさんらレギュラー陣に加えて、望月の新たな上司役として高嶋政伸さん、捜査に協力する科捜研の敏腕プロファイラー役として山本裕典さん、事件に巻き込まれる人質役として綾野剛さんも出演する。

　前作に続き、得意の殺陣など、キレの良いアクションを披露している北乃さんは、「拳銃を初めて持ったり、手錠を初めてかけたり、おとり捜査も初めてやりました。刑事を満喫できて楽しかったです」とにっこり。寺島さんとの再タッグについては、「久々にご一緒して、会話のテンポの間がすごく合うなと感じました」と満足そうに振り返った。

　一方、寺島さんは、「『アンフェア』が始まったころの気持ちを大事にして、今回も、初心というか、原点に返るというか、新鮮なまま臨めたらなという思いで演じました」とコメント。今作では山路の過去が見える内容も盛り込まれているということから、「全般的に盛りだくさんな作品になっているので、見どころたっぷりで面白いと思います。山路の歴史も、多少は分かります」とアピールしている。

　スペシャルドラマ「ダブル・ミーニング　Yes or No？」は、3月1日午後9時～同10時52分放送。なお、3月2日には、映画「アンフェア the answer」を午後9時から地上波初放送。（毎日新聞デジタル）