松たか子:チンパンジーと人間の違いに興味津々 安住アナとTBS長編ドキュメンタリー進行役に

「生命38億年スペシャル 最新遺伝子ミステリー“人間とは何だ…!?”」の進行役を務める松たか子さん(左)と安住紳一郎アナウンサー
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「生命38億年スペシャル 最新遺伝子ミステリー“人間とは何だ…!?”」の進行役を務める松たか子さん(左)と安住紳一郎アナウンサー

 女優の松たか子さんが、2月11日にTBSで放送するドキュメンタリー番組「生命38億年スペシャル 最新遺伝子ミステリー“人間とは何だ…!?”」の進行役を、同局の安住紳一郎アナウンサーとともに務めることが23日、明らかになった。松さんは「このような大きな情報番組を、2人だけで進行していくのは初めて」とわくわくしている様子で、以前からDNAが99%同じという人間とチンパンジーの違いにとても興味があったといい、「不思議な気持ちで、なぜ、どこが違うのかと思ってしまいます。この番組で謎が解けるかも」と楽しみにしている。

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 番組は、同局で97~06年に5回にわたって放送した大型シリーズ企画の一環。今回は、ノーベル賞を受賞した山中伸弥・京大教授の研究テーマ「iPS細胞」と密接に関係のある科学分野「遺伝子スイッチ」に着目して、ヒトゲノムの全解読に貢献している豊橋技術科学大の榊佳之学長の監修のもと、人類の永遠のテーマである“人間とは何だ…!?”という謎を解明していく。

 番組では、長寿世界一のギネス世界記録を持つ木村次郎衛門さんが住み、100歳以上が50人以上もいるという京都府の長寿の町を取材し“長寿遺伝子”のスイッチをオンにする方法を探り、また、最前線のがん治療の研究「がん抑制遺伝子」のスイッチをオンにするという考え方、iPS細胞と遺伝子スイッチの関係などを紹介する。同番組のために“猛勉強”したという安住アナが、視聴者代表的な役割の松さんに分かりやすく解説するという形で進行。日常生活の中にある遺伝子スイッチのオン・オフのコツから、人間とチンパンジーの違いを分けた遺伝子スイッチの研究から分かる人類誕生秘話、アフリカの極地でみる人類進化の秘密にも迫る。

 番組を担当する同局の戸田郁夫プロデューサーは、昨年公開されたネイチャードキュメンタリー映画「ライフ いのちをつなぐ物語」で松さんが父の歌舞伎俳優・松本幸四郎さんとともに日本語吹き替え版で案内役を務めていたことがきっかけで松さんにオファーしたといい、起用理由について「安住アナが頑張って遺伝子について説明したくなる人、安住アナとの相性も考えた。好奇心旺盛でキラキラしていて、番組にぴったり」と説明し、期待を寄せている。松さんは「スタジオでは安住さんにすべてお任せして、うまくアシストできないかもしれませんが、とても楽しみにしています」とコメントしている。番組は2月11日午後9時からTBS系で「2時間スペシャル」で放送。(毎日新聞デジタル)

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