加藤浩次：高島彩とフジ日9で“社会実験バラエティー”のMCに　ドラマ枠2年半で区切り

　お笑い芸人の加藤浩次さんとフリーアナウンサーの高島彩さんがフジテレビ系で4月にスタートするバラエティー番組「テレビ社会実験バラエティ あすなろラボ（仮）」のMCを務めることが12日、明らかになった。同番組は日曜午後9時に放送予定で、フジテレビでは10年10月から同時間帯を「ドラマチック・サンデー」と名付けたドラマ枠として打ち出してきたが、2年半で「エチカの鏡～～ココロにキクTV～」以来のバラエティー枠に戻す形になる。

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　新番組は、今後の暮らしを豊かにすると思われる実験を行う、家族全員で楽しめる内容を目指す。番組の軸となる実験テーマは、テレビやインターネットで報じられている「気になるニュース」からピックアップし、テレビでしかできない楽しくて夢のある壮大な社会実験を行っていく。

　どの社会実験にもそのネタとマッチする「テスター」と呼ばれるタレントが参加。テスターが答えを見つけるまで、“本気で真剣に長期間”取り組む長期企画を実施する。「あすなろラボ」の「あすなろ」とは、ヒノキに似たアスナロの木の名前の由来の一つといわれる「明日は（ヒノキに）なろ（う）」という前向きな精神から取ったという。

　MCを務める加藤さんは「日曜9時なので、家族で見られて楽しめる番組を目指します！　MCとして初めてタッグを組む高島さんの印象は、心の奥底に、超ド級のSを抱えている人！ そんなドSの高島さんにイジメられながら、アットホームな番組を目指していきます！」と話している。

　加藤さんに“ドS”といわれた高島さんは、加藤さんの印象について「新入社員のとき（02年）に『めちゃイケ』の爆裂お父さんで、ジャイアントスイングからのキャメルクラッチを決められた苦い思い出が強く残っており、正直どんなスタジオになるのかドキドキしております。ちなみに、全国放送でキャメルクラッチをされたのは、アナウンサー人生の中で、最もつらい思い出です（笑い）」と話しており、番組については「心を動かす実験バラエティーになると期待しているので、私も今から楽しみにしています。また、情報番組としての側面もあるので、日曜日にこれを見れば今注目すべきニュースが分かるような、主婦としてもうれしい番組にしていきたいと思います」と意気込みを語っている。

　小仲正重プロデューサーは「この番組では“テレビ初！”という企画をどんどんやっていきたいと思っています。できるかどうか分からないけどやってみるの精神で、新しいロケバラエティーの歴史を作っていくという気概を持って取り組んでいきたいです。ニュース×バラエティー企画のかけ算番組ですから、ただ面白いだけではなく見たらためになる番組を目指します」と話し、MCコンビについては「やんちゃな加藤浩次×ドSの高島彩……。きっと、この番組でしか見られないハラハラ感のある楽しいスタジオになると思います」と期待している。番組は4月から毎週日曜午後9時にフジテレビ系で放送予定。（毎日新聞デジタル）