山下達郎:17年ぶりにNHKドラマ主題歌書き下ろし

「第二楽章」の主題歌「コンポジション」を書き下ろした山下達郎さん
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「第二楽章」の主題歌「コンポジション」を書き下ろした山下達郎さん

 シンガー・ソングライターの山下達郎さんが、4月にNHK総合でスタートするドラマ「第二楽章」の主題歌「コンポジション」を書き下ろしたことが24日、分かった。山下さんが同局のドラマの主題歌を手がけるのは、96年に放送された松嶋菜々子さん主演の連続テレビ小説「ひまわり」以来、17年ぶり。ドラマは音楽家の成功と挫折を描いたドラマで、山下さんは主題歌について「同業者としては身につまされるものがあります。言葉の介在しない音楽家の気持ちを表現すべく“純粋さ”と“繊細さ”を最重点にした音楽賛歌のラブソングとなりました」と話している。

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 「第二楽章」は、女優の羽田美智子さんと板谷由夏さんが演じるかつて親友だった2人の女性が17年のときを経て再会し、悩み、ぶつかりながら成長する姿を描く友情物語。羽田さんは、シカゴ管弦楽団コンサートマスターから古巣の東京ナショナル交響楽団に復帰する白瀬茉莉、板谷さんは、かつて茉莉と同じオーケストラでソロの座を争ったが、妊娠を機に引退して幸せな家庭生活を送る遠藤奈津美を演じる。奈津美の夫・一登を谷原章介さんが演じるほか、田中圭さんや門脇麦さんらが出演する。

 同局の小松昌代プロデューサーは、山下さんの起用理由を「女性の感じる世界が、山下達郎さんのどんな言葉で、どんなメロディーで包まれるのか、どうしてもそれを聴いてみたかったのです」と説明し、主題歌について「まるで花束をもらったような気持ちになりました。いろいろなことを経験した大人たちのこれからの物語です。その少し先の未来に花束を添えられたような。いろいろなことを知った先の微笑を見たようで、涙がこぼれました」と話している。

 ドラマは4月16日から毎週火曜午後10時~同48分に放送。全9回。(毎日新聞デジタル)

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