平愛梨:吹き替え初挑戦で「感動して泣けてきた」 友人・ウエンツ瑛士とのラブシーンは「余裕」

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 英国の民話「ジャックと豆の木」を題材にした3Dアドベンチャー大作「ジャックと天空の巨人」が公開中だ。日本語吹き替え版で、冒険に憧れる王国のプリンセス・イザベル役で吹き替えに初挑戦した女優の平愛梨さん(28)は「ハリウッドスターの方(の映像)に、私の声が乗っていることに感動して泣けてきちゃった」とアフレコ収録を振り返る。主人公のジャックの声を担当したタレントのウエンツ瑛士さん(27)とは、10年前にダンスレッスンを一緒に受けていた仲だということもあり、ラブシーンについては、「相手が“ウエンツ瑛士”と思えば、余裕でした!」と笑いながら告白する。平さんにアフレコのエピソードや作品にかける思いを聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 映画は、英国の民話「ジャックと豆の木」と「Jack the Giant Killer」をベースに、「X−MEN」シリーズのブライアン・シンガー監督が手がけた3Dアクションアドベンチャー。主人公・ジャック(ニコラス・ホルトさん)と、かつて住んでいた地上を取り戻そうと人間界に足を踏み入れた100体もの巨人たちとの戦いを描く。

 今回のオファーが来たとき、平さんは「急だったので、正直驚いた」とびっくりした様子で、「この(忙しい)スケジュールに、初挑戦のこんな重要な役をできるわけないじゃないという不安と、会社(所属事務所)に対して大丈夫?と心配になった(笑い)」とあっけらかんと振り返る。

 イザベル以外のキャラクターも演じてみるなどの準備をしたというが、アフレコ収録初日は「真っ白な状態で迎えた」と表現する平さん。「初日は練習のつもり」で、「もうちょっと女王様っぽく言って」などの(日本語吹き替え版の)監督の指示通り演じていたというが、収録はすんなりと進んだという。一方で、監督は「『真っ白で来てください』って言ったら、本当に真っ白で来たよ!とびっくりしていた」と笑いながら明かす。

 イザベルは、自分の強い意志を持ちながらも、プリンセスという立場から自由にできない環境にいるという役どころ。自身も「男の子(と付き合うの)は一切ダメというくらい厳しかった」と家庭環境を告白した平さんは、「すっごく分かる」とイザベルに共感。「(イザベルは)自由もなくてかわいそう」と思っていたというが、「(周りが)守ってくれていたと思うと、すごくよかった」と自身と重ねて語った。

 ウエンツさんのことを「ファンタジー」と、本人が公認しているあだ名で呼んでいるという平さん。今回が初タッグというが、「10代のころから知ってるから気が楽」と話し、「(平さんのアフレコが)『うますぎるよ! こっちが焦るよ!』って電話をもらいました」という。ウエンツさんとのラブシーンについては、「スタッフさんに『そういうの(表現)もお持ちなんですね』といわれて、すっごく恥ずかしくって。(収録後、間違って)男性トイレに入っちゃった」と天然エピソードも飛び出した。

 今作のイベントに、イエローのドレスにティアラというプリンセスの衣装で登場した平さんに、「次に吹き替えをやるなら?」と聞くと、「お金がない役よりか、お金のある役がいい」とキッパリ。その理由を「(ドレスの衣装など)いろいろさせてもらったから」と“乙女”の本音をのぞかせ、「またプリンセスをやりたいな」と次回作に意欲を見せた。

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