47都道府県芸人グルメ便:会津若松の「カレー焼きそば」 福島・ぺんぎんナッツ

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 吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は、福島に住むお笑いコンビの「ぺんぎんナッツ」が、会津若松のソウルフード「カレー焼きそば」を紹介します。(毎週日曜更新)

ウナギノボリ

 僕たちは、福島県住みます芸人のぺんぎんナッツと申します。福島県に来て間もなく2年が過ぎようとしております。そんな僕たちぺんぎんナッツが福島県のおススメグルメを紹介させていただきます。

 みなさん、福島県のグルメといえば何を思い出しますか? 「喜多方ラーメン」「白河ラーメン」「ソースかつ丼」、ちょっと通の方なら「鳥モツ」「円盤餃子」なんてグルメを思い起こすかもしれませんが、今回ご紹介するのはぺんぎんナッツ一押しの注目グルメ。会津若松市のソウルフード「カレー焼きそば」です。

 カレー焼きそばは、今から40年ほど前の昭和50年代に会津若松市内の「トミフード」さんが考案した料理で、新潟県のご当地グルメである「イタリアン」をヒントにできたといわれております。現在では、市内の30ほどのお店でカレー焼きそばを提供しており、カレー焼きそばの定義である“麺+カレー”の方程式の下、各店舗ごとで趣向を凝らしたカレー焼きそばを味わうことができるとのこと。

 今回取材にご協力いただいたのは、「会津カレー焼きそばの会」加盟店の「会津ブランド館 大正カフェ栞」さんです。こちらのお店は、1階部分が食事スペースとお土産販売ブースで分かれており、食事を楽しみながら、会津若松のお土産品も買える作りです。

 カフェ栞さんのカレー焼きそばの特徴はなんといっても、カレーに使われているお肉です。ここで皆さんに問題です。カフェ栞さんで提供されているカレー焼きそばに入っているお肉はなんでしょう?

 正解は「馬肉」です。普通カレーに入れるお肉といえば、豚・鶏・牛などが一般的ですが、ここカフェ栞さんのカレーには、馬肉が使われているそうです。もともと福島県の会津地方は馬肉の生産地ということもあり、馬肉を使った料理も頻繁に食べられているとのこと。

 お目当てのカレー焼きそばが来てびっくり、なんと焼きそば部分はソース焼きそば! てっきり味の付いていないめんにカレーがかけてあるのかと思いきや、ソースの味がついためんに、カレーをかける。一体どんな味が……。

 「おいしい」。僕ら2人の感想はこの一言です。現在、ご当地焼きそばが乱立している最近にあって、我が道を行く、そんなカレー焼きそばですが、ここカフェ栞さんのカレー焼きそばは、極太めんにカレーの絶妙な甘さ、それに馬肉のなんともいえないアクセントがマッチするものでした。

 今回は焼きそばだけで食べましたが、プレートにライスが乗ったメニューもあり、1度で2度おいしいそんなメニューもあります。女性でも簡単に食べてしまうそうですよ。お値段もリーズナブルな福島県会津若松のソウルフード「カレー焼きそば」、大河ドラマの舞台でもある会津若松にこの機会にぜひ訪れてはいかがでしょうか!!(取材協力:会津ブランド館 大正ロマンカフェ栞 0242・25・4141)

 ◇ぺんぎんナッツのプロフィル

 いなのこうすけ(福岡県出身)・中村陽介(千葉県出身)のコンビで06年に結成。福島県の住みます芸人として11年5月から活動。情報番組「ドミソラ」(福島放送)などに出演している。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)福島チャンネル(http://www.ynn47.jp/fukushima/)をユーストリームで生配信中。

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