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本屋大賞:百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」が受賞

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「2013年本屋大賞」を受賞した百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」(講談社)

 全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ13年の「本屋大賞」が9日発表され、百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」(講談社)が大賞に輝いた。

 百田さんは1956年生まれ、大阪府出身の放送作家・小説家。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」(ABC・テレビ朝日系)ほか数々の番組を手がける。06年に「永遠の0」(太田出版)を発表し、小説家としてデビュー。09年に発表した「ボックス!」(同)が第30回吉川英治文学新人賞候補、第6回本屋大賞の5位に選出され、映画化もされた。

 「海賊と呼ばれた男」は、出光興産と英アングロイラニアン社が争った1953年の「日章丸事件」をモデルにした歴史経済小説。異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐡造の生き様を描く。これまでに80万部を発行している。

 本屋大賞は「売り場からベストセラーを作る」をコンセプトに創設され、今回が10回目。これまでに「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎さん、08年)や「告白」(湊かなえさん、09年)、「天地明察」(冲方丁さん、10年)、「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉さん、11年)、「舟を編む」(三浦しをんさん、12年)などが受賞し、多くのベストセラーを生み出した。「舟を編む」が俳優の松田龍平さん主演、女優の宮崎あおいさん共演で4月に映画化されるなど、12年までの大賞受賞作すべてが映像化されている。

 ノミネート作は新刊書の書店で働く店員の1次投票で決定する。今回は11年12月1日~12年11月30日に刊行された日本の全小説を対象に12年11月1日~13年1月6日に行い、全国463書店598人が投票した。通常は上位10作品がノミネートされるが、今回は10位が総得点タイとなったため、上位11作品が「2013年本屋大賞」のノミネート作品となった。

 ◇最終順位(敬称略)

 1位「海賊とよばれた男」百田尚樹(講談社)▽2位「64」横山秀夫(文藝春秋)▽3位「楽園のカンヴァス」原田マハ(新潮社)▽4位「きみはいい子」中脇初枝(ポプラ社)▽5位「ふくわらい」西加奈子(朝日新聞出版)▽6位「晴天の迷いクジラ」窪美澄(新潮社)▽7位「ソロモンの偽証」宮部みゆき(新潮社)▽8位「世界から猫が消えたなら」川村元気(マガジンハウス)▽9位「百年法」山田宗樹(角川書店)▽10位「屍者の帝国」伊藤計劃、円城塔(河出書房新社)▽11位「光圀伝」冲方丁(角川書店)

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