錦織圭選手:全仏オープン1回戦突破 快勝を振り返る

全仏オープンテニス男子シングルス1回戦でジェシー・レビン選手をストレートで破った錦織圭選手
1 / 1
全仏オープンテニス男子シングルス1回戦でジェシー・レビン選手をストレートで破った錦織圭選手

 パリで26日に開幕した13年シーズンのテニスの世界4大大会(グランドスラム)第2戦「全仏オープンテニス」。大会2日目(27日)に行われた男子シングルス1回戦で、ジェシー・レビン選手(カナダ)を6−3、6−2、6−0のストレートで破り、2回戦進出を決めた錦織圭選手に、1回戦を振り返り、今後の意気込みなどを語ってもらった。6月9日までの期間中、同大会の模様はWOWOWで連日生中継される。(毎日新聞デジタル)

あなたにオススメ

 −−立ち上がりの4ゲーム目まではボールが飛んでなかったように思いますが、硬さがあったのですか?

 そうですね、足も重くて出だしは本当に硬かったです。想定はしていましたが、グランドスラムの1回戦で、朝から緊張もありました。相手が良いスタートを切って、前に入ってくるプレーやバックで打ってきたところもあったので、それについて行けない場面もありました。2セット目くらいから良いプレーができたと思います。相手も前に入ってきた分、自分も対応しなければいけないという部分もありましたので、それが今日の鍵だったと思います。

 −−大会前はリターンが鍵だと言っていましたが、感触はどうでしたか?

 今日は悪くなかったです。もうちょっとセカンドボールを詰めていけたら良かったのですが、今日は1戦目ですし、なかなか思い切りいけないところもありました。でも、今までの中で一番リターンが良かった試合だったと思います。

 −−後半は完勝だったと思いますが、クレーコートのプレーでうまくできたところはどこだったと思いますか?

 前からのディフェンスは重要だと思っていましたので、滑りながらムーンボールや高いボールを返すのは、昔よりできていると思います。あとは前に出るタイミングを増やすようにと心がけています。それも今日は、うまくできていました。その二つが課題というか、重要なところだと思います。

 −−レビン選手は対戦経験もない選手でした。相手をどう見ていましたか?

 知らない選手の方が意外とやりやすい場合もありますが、警戒はしていました。試合に入ると考え方も徐々に変わってきました。警戒心も緊張もあった中での試合だったと思います。第2セットに入ったら自信もついてきたので、徐々に自分の中の気持ちの整理もついてきたのだと思います。

 −−今季は世界トップ10を目標に掲げていますが、全仏オープンでの明確な目標はありますか?

 できればベスト8には入りたいですけど、あまり考えていないです。まだそこまで自信があるわけではないので、一戦ずつですね。

 −−今日はサービスゲームの入り方がよくないという数字が出ていますが、どう思っていますか?

 そうですね、完璧ではなかったと思います。まだ横腹の痛みがないわけではなかったので、あまり無理はしたくなかったんですけど。相手が強くて競った試合になるとサーブが重要になってくるので、今日みたいな内容だとあまり良くないと思います。ファーストサーブは、もうちょっと入れたかったですね。

 −−今はサーブを6割か7割くらいの力で打っていると思いますが、サーブの際に気をつけていることはどこですか?

 本当はセカンドサーブはもう少し強化したいです。ここ何試合かをクレーコートでやっているのですが、打たれてきているのを感じます。フェデラー戦では回りこまれて、そのスキを見つけられているなと感じました。ファーストサーブはしっかり決めて打ったりコースを狙ったりはしてますけど、セカンドサーブになった時はもうちょっと攻めていきたいと思います。

テレビ 最新記事