Chara:「音楽との結婚がコンセプト」 最新ツアーのライブを語る WOWOWで放送

最新ツアーのライブについて語るCharaさん
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最新ツアーのライブについて語るCharaさん

 独特のウィスパーボイスで知られる歌手のCharaさんが、3月にスタートさせた全国ツアー「Chara Live Tour 2013“Cocoon”」の最終公演として13日に渋谷公会堂(東京都渋谷区)で行ったライブの模様が、16日にWOWOWで放送される。Charaさんはこのほどインタビュー部分の収録を行い、「『Cocoon』を直訳すると繭(まゆ)という意味。進化をしたいと思っていました。完成ではないんだけど、また進化できた気がします。皆さんから愛していただいて、私は自分を信じて進むだけなんだけれど、(ファンが愛を)たくさん持ってきてくれるんですね。それが私の成長につながる」と、同ライブへの思いを語った。Charaさんに聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 Charaさんは、自身も出演するフォルクスワーゲン「up!」のCMイメージソング「Waiting for You」などを収録したアルバム「Cocoon」を12年10月に発売。同作を引っさげて全国を回ったツアー「Chara Live Tour 2013“Cocoon”」は、新アルバムの楽曲に加え、「やさしい気持ち」や「タイムマシーン」といった代表曲、YEN TOWN BANDとしてヒットさせた「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」も披露するなど、新旧ファンが楽しめる内容になっている。

 番組中のインタビューでは、ライブの感想のほか、Charaさんの音楽に対する考え方、歌手についての思いなども明かした。インタビューについては、「結構自分のことをしゃべれたかな。もっとしゃべれるよ。音楽を聴いてみたいなと思ってもらいたい。そのためにインタビューを受けている」と笑顔を見せた。

 Charaさんは「歌手になりたいとは思っていない。(歌手は)選ばれている感じですごくカッコいい。声量と肺活量があって、どんな歌でも歌える人のこと。(自分は)そういうタイプではない。歌う自分と作曲する自分が離れていた」というが、「ここ数年歩み寄った気がします。経験を積んだこともあるし、自分を信じる力が増えたのかな」と語る。曲作りについては、「子供を産んで育てる女の人のイメージ。音楽が私を助けてくれた。曲作りは愛しかないな。どういう歌手になりたいじゃなくて、私は幸せになりたい人だから。次の曲では、女性のけなげさとかを表現できたら」と新曲の構想を語った。

 今回のライブは「私は“音楽と結婚”したというコンセプトを持っているので、ライブは結婚式。いろんな人とお祝いのメッセージがあって、父親への花束で泣く……みたいな」と独特の表現でちゃめっ気たっぷりに説明し、「いろんな人が、いろんな思いを持ってチケットを買って来てくれるので、毎回同じじゃないんですよ。あの日の渋谷公会堂に来てくれた人と、私たちの結婚式だから、わーっと騒いでる人だけが楽しいんじゃなくて、しんみり聴いている人も楽しんでいる」と熱を込める。

 そのライブを収録した番組「Chara Live Tour 2013“Cocoon”」は、16日午後11時からWOWOWライブで放送される。今回の放送で初めてライブを見る人には「音にまみれてみんなが楽しんでいる、中と外の音はちょっと違ったりするけれど、『今度ライブに行ってみたいな』と思ってほしい。勇気を出して来てみてほしい」と呼びかけた。

 <プロフィル>

 チャラ。91年9月にシングル「Heaven」でデビュー。オリジナリティーあふれる楽曲と独特な存在感で人気を得て、92年のセカンドアルバム「SOUL KISS」では日本レコード大賞ポップ、ロック部門のアルバム・ニューアーティスト賞を受賞。96年には女優として出演した岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」が公開され、劇中の「YEN TOWN BAND」のボーカルとして参加したテーマソング 「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」が大ヒット。97年のアルバム「Junior Sweet」は100万枚を超える大ヒットを記録した。06年にユニバーサルシグマへの移籍。デビュー20周年を迎えた11年には、キューンレコードとの契約を発表し、12年10月に移籍第1弾アルバムとして「COCOON」を発売した。

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