リアル脱出ゲームTV:体感型クイズドラマがゴールデン進出 TBS系で全国放送

TBS提供
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 今年1月と4月の2回放送され、各回70万人超の視聴者が参加したTBSの視聴者体感型クイズドラマ番組「リアル脱出ゲームTV」が、先進的なテレビ番組を表彰する「ソーシャルテレビ・アワード2013」(日経デジタルマーケティング、「日経エンタテインメント!」主催)で大賞を受賞し、8月14日にゴールデン帯で最新作「リアル脱出ゲームTV Sky High」を、TBS系で全国放送することが23日、明らかになった。

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 今年で2回目となる「ソーシャルテレビ・アワード」は、ソーシャルメディア、データ放送などインターネットを積極的に活用し、革新的な視聴者参加手法、多面的な情報提供、視聴者コミュニティー形成、番組制作などに取り組んでいる番組を表彰する賞で、「謎」制作集団「SCRAP」がTBSとタッグを組んで制作したサスペンスドラマ「リアル脱出ゲームTV」が大賞に輝いた。現実と同じ時間軸で進むドラマを見ながら、視聴者も犯人から与えられるヒントをもとに、インターネット上の特設サイトで謎解きに参加し、爆破阻止のスリルを味わうことができる。

 特設サイトでの解答は、ドラマの進行とともにカウントダウンが始まり、随時締め切られる。視聴者がドラマの登場人物よりも先に次のステップに進むことも可能で、ドラマより先に謎が解けた人の「スクリーンネーム」がエンドロールに流れるという仕掛けもある。関東ローカル放送ながらツイッターやインターネットを通じて評判が広がり、全国放送の要望が集まっていた。

 最新作「Sky High」は、8月14日、突如日本全国の巨大ビジョンがジャックされ、過去2回無差別爆弾テロ事件を計画した謎の覆面男・謎男が画面に現れる。今回は、ハイジャックされた飛行船に爆弾を仕掛けたという。爆破を阻止する方法は、制限時間内に謎を解くこと以外にない。爆破まで残り1時間、果たして「空飛ぶ爆弾」の無差別テロ事件を食い止められるのか……という展開。過去2回同様、お笑い芸人のバカリズムさんが主役の謎男、女優の木南晴夏さんがヒロインの新米警察官・香山を演じる。

 新作について、同局の海本泰プロデューサーは「ネット連動で参加できるのも面白い、見ているだけでも楽しいドラマになっている」と話し、中島啓介プロデューサーも「謎が解けなくても、ドラマとしても面白い。大勢で“エキサイトシェア”できる番組です」と力を込める。過去の放送では、各回とも約70万人が参加し、初回の正解率はわずか1.8%、第2回は0.1%と難問だった。今回も難易度は変わっていないようだが、中島プロデューサーは「気づきさえすれば、小学生でも答えられるひらめきタイプの問題。でも解けません……」とその「謎」に自信を見せている。番組は8月14日午後9時半からTBS系で全国放送。(毎日新聞デジタル)

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