テレビ質問状:ノンフィクションW「鈴木弘子48歳 女子アメフト世界一への夢」48歳女性世界一の夢

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 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。7月26日に放送される「鈴木弘子48歳 女子アメフト世界一への夢 ~限界なき挑戦、その真実~」を担当したWOWOW制作部の太田 慎也プロデューサーに番組の魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力は?

 皆さんはご存じでしょうか? スポーツ大国・米国の「国技」ともいわれるアメリカンフットボールに“女子”の世界があることを。そして、その舞台の最前線で日本人女性が長きにわたって活躍を続けていることを。そして、彼女が現在、48歳であることを。

 鈴木弘子さん。実は今年、鈴木さんはとてつもない夢に挑みました。それは、女子アメフットの“米国代表”として世界選手権で優勝することです。1.プロフットボーラーとしては考えられないような年齢で、2.国籍を変更してまで、3.世界トップレベルの代表選考トライアウトに挑む。普通に考えれば無謀だといわれる挑戦でしょう。でもそこには、鈴木さんの覚悟があり、生きざまがあり、ドラマがありました。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 今回、鈴木さんのことを知れば知るほど、彼女の夢への挑戦はまさに壮絶でした。彼女の状況を自分に置き換えてみたら……、あまりに多くのことを考えさせられました。「こんな日本人がいるんです」ということを伝えたいのではありません。彼女が覚悟を持って挑んだ物語そのものを伝えたいと思い、番組化を決めました。

 −−制作中、一番に心掛けたことは?

 人の人生や心の動きを取材させていただき、それをドキュメンタリーとして放送する立場なので、どうすれば鈴木さんの覚悟や思いの強さをきちんと描けるか、それを強く意識しました。アメフットは日本においてはまだまだメジャー競技とはいえないかもしれませんが、「人間ドラマ」としてご覧いただけるよう、心がけました。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 「究極の挑戦」がテーマですから、鈴木さんは相当な思いや覚悟を背負っておられましたので、鈴木さんが活躍されたり、いい結果を出された際は、スタッフ一同で喜び合いました。ただ、夢への挑戦が大きければ大きいほど、そこに立ちはだかるハードルも比例しますから、逆に鈴木さんが壁にぶつかるたび、苦しい場面に直面するたび、私たちもその苦しみを理解しようとし、その都度「番組としてどう描くか」を徹底的に話し合いました。

 −−番組の見どころを教えてください。

 米国で最も人気のあるスポーツの一つであるアメフットの世界一を目指して、日本人の女性が48歳にして挑んだ……。そして番組はその裏側を追いかけました……。これに尽きると思います。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 舞台はアメリカンフットボールというスポーツですが、一人の女性の「夢への挑戦」を描いた番組ですので、絶対にどなたでも感情移入できます。ぜひご自身の「人生」やご自身の「夢」に置き換えてご覧いただきたいと思います。人が本気で「夢」に向かった時、「限界」などという言葉はまったく意味をなさなくなるということが、少しでも伝わればうれしいです。

 WOWOW 制作部 プロデューサー  太田 慎也

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