椎名桔平:TBS連ドラ初主演 40歳超えの“新人”刑事に

「刑事のまなざし」に出演する(左から)椎名桔平さん、要潤さん、北村有起哉さん、松重豊さん
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「刑事のまなざし」に出演する(左から)椎名桔平さん、要潤さん、北村有起哉さん、松重豊さん

 俳優の椎名桔平さんが、TBSの月曜ミステリーシアター枠で10月から放送される連続ドラマ「刑事のまなざし」(TBS系)の主演を務めることが20日、明らかになった。TBSの連ドラ初主演となる椎名さんは、40歳を超えた新人刑事・夏目信人役に「今までの刑事像が覆されるほどの衝撃を受けた」とコメント。「夏目信人という役に深く寄り添うところから始めたいと思います」と意気込んでいる。

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 ドラマは、江戸川乱歩賞受賞作家、薬丸岳さんの同名連作短編小説が原作。椎名さんが演じる夏目信人は、少年鑑別所の法務技官だったが、10年前に幼い娘がある事件の被害者となり、植物状態になったことをきっかけに警察官となり、“遅れてきた新人刑事”として、東池袋署刑事課に勤務。人を「信じる仕事」から「疑う仕事」へと転身した夏目は、事件の関係者からじっくり話を聞き、真実を掘り起こし、事件の真相へと迫る。透明感ある“まなざし”で事件と向き合う夏目刑事の活躍を描く異色のヒューマンミステリーで1話完結。原作では夏目以外の刑事はほとんど活躍しないが、ドラマではオリジナルキャラクターを含めた東池袋署の刑事たちとのチームワークも描かれる。

 数々の「刑事」を演じてきた椎名さんは「原作を読んで、その重厚な世界観と二転三転するストーリー、そして意外すぎる結末に魅せられました」といい、「事件を通してあぶり出される“家族”というテーマに、彼は一体どんな“まなざし”を見せるのだろう」とコメント。佐野亜裕美プロデューサーは、椎名さん演じる夏目について「優しさと厳しさを併せ持つ“まなざし”で犯罪者と被害者の双方を見つめ、寄り添い、向き合い、事件を解決に導いていく」といい、「そこはかとない危うさと繊細さ、そして凛として力強い、椎名さんのまなざしが夏目のまなざしと重なった」と、起用理由を語っている。

 共演は、夏目とチームを組む強行犯係のベテラン刑事・福森誠一に松重豊さん、係長・菊池大雅を要潤さんが演じるほか、「人を疑う」ことを信条とする警視庁捜査1課のホープ、長峰亘刑事を北村有起哉さんが演じる。10月からTBS系で毎週月曜午後8時に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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