特捜最前線:エンディング曲「私だけの十字架」も26年ぶり復活 笹野高史が歌唱

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 俳優の笹野高史さんが、1970~80年代に人気を博した刑事ドラマ「特捜最前線」をリメークするスペシャルドラマ「特捜最前線2013~七頭の警察犬」(29日放送・テレビ朝日系)で、エンディング曲「私だけの十字架」を歌うことが2日、明らかになった。同曲はファウスト・チリアーノさんが歌った「特捜最前線」のエンディング曲で26年ぶりの復活となる。笹野さんは「俳優はどんなことでも挑戦状をたたきつけられたら、やる!というのが僕の信条。一瞬にしていろんな構想が頭の中を駆け巡りました。年末は紅白歌合戦かな?ミュージックステーションかな?とかね」とユーモアたっぷりに語っている。

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 今作で、警視庁・特命捜査課の“オヤジさん”こと杜氏梅吉を演じる笹野さんは、2010年にNHK「みんなのうた」のCD「グランパツイスト」をリリースしているが、エンディング曲歌唱のオファーには「びっくりしましたよ、本当に歌うことになったときは」と驚きを隠せない様子。レコーディングの前日は「緊張して眠れなかった」としながらも、当日はリラックスした様子でレコーディングに臨んだといい、「歌に関しては自信がない。みなさんの力をお借りして、いい曲にしていただいて……結果的にドラマの力になれば」と語っている。

 「特捜最前線」は、二谷英明さん、大滝秀治さん、本郷功次郎さん、藤岡弘、さん、西田敏行さんらが出演し、警視庁・特命捜査課の刑事たちの活躍や人間ドラマを、ときにヘリコプターや爆薬を使った大がかりなアクションを用いながら描き、同局系で1977年~1987年の10年間にわたり、全509話を放送した人気シリーズ。昨年には、CS放送でリメークされた単発ドラマが放送されたが、地上波で新作が放送されるのは、87年のシリーズ終了後26年ぶり。オリジナル版のメインライターとして活躍した長坂秀佳さんが原案・脚本を担当、「相棒」シリーズなどの橋本一監督がメガホンを取る。

 今作では、オリジナル版で二谷さんが演じたポジションに当たる特捜課のボス、榊田聡一郎(さかきだ・そういちろう)課長を小林稔侍さんが演じ、警察犬とタッグを組む刑事・椚谷評介(くぬぎや・ひょうすけ)役の上川隆也さんをはじめ、笹野さん、石黒賢さん、平岳大さん、 平山祐介さん、渡部豪太さんが特捜課の個性的な刑事たちとして集結。原沙知絵さん、平山浩行さん、小日向文世さんらも出演する。スペシャルドラマ「特捜最前線2013~七頭の警察犬」は29日午後9時から放送。(毎日新聞デジタル)

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