渡辺謙:ニコ生に“初降臨” 言葉の応酬に「映画と真逆で面白い」

ニコニコ生放送に“初降臨”した渡辺謙さん
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ニコニコ生放送に“初降臨”した渡辺謙さん

 俳優の渡辺謙さんが13日、主演映画「許されざる者」(李相日監督)の公開を記念した動画配信サービス「ニコニコ生放送」の特別生番組に李監督とともに出演。「ニコ生」に“初降臨”した渡辺さんは番組終了後、「カメラに向かってすごく早いキャッチボールしてるみたい。言葉だけを媒介にして、ものすごく早い応酬をしているわけで、僕らは映画は言葉じゃないと思ってるんだけど、この作品(映画)とは真逆で不思議だけど、この映画を語るには面白い」と笑顔で振り返った。

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 生番組は東京・東銀座の歌舞伎座タワー屋上庭園から配信され、渡辺さんは初日舞台あいさつ終了後に登場。番組内では、李監督とともに撮影時のエピソードなどを語ったほか、視聴者からの質問にも回答。画面に流れる視聴者のコメントにも反応し、拍手の音を表す「8888」(パチパチ……)という独特の表記にも興味を示していた。李監督も「しゃべってるとすぐに反応が返ってくるので、意外と面白いもんですね」と笑顔で語っていた。

 映画は、クリント・イーストウッド監督が主演も務め、第65回アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ4部門を受賞したオリジナル版(1992年公開)を「悪人」の李監督がリメーク。舞台は1880年の明治維新期の北海道。かつて“人斬り十兵衛”と恐れられたが、妻と出会い「二度と刀を抜かない」と誓った男(渡辺さん)が、再び刀を抜き放つまでの物語を描く。佐藤浩市さんや柄本明さんらも出演している。(毎日新聞デジタル)

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