鈴木福：米映画祭での主演男優賞受賞を感謝「みんなのおかげ」　続編もしっかりおねだり

　人気子役の鈴木福くん（9）が6日、「ラゾーナ川崎」（川崎市幸区）で行われた初主演映画「コドモ警察」（福田雄一監督）のブルーレイ（BD）・DVD発売記念イベントに、福田監督、本田望結ちゃんらと登場。先日、米テキサスのファンタスティック映画祭で最年少で主演男優賞を受賞したことについて、“50歳”の「デカ長」役を演じた福くんは、「賞をとれたのもみんなのおかげ。監督がデカ長にしてくれたからとれた賞」と笑顔で感謝。「これで終わらせたくないので、パート2とかできるように応援よろしくお願いします！」と続編製作に向けてしっかりアピールした福くんに、福田監督は「涙出てくる。金八先生の気持ちわかる」としみじみした様子だった。

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　この日が、同メンバーで集まる最後のイベントということから、福田監督は「楽しかった。みんなが仲良くなってくれたしよかった」と振り返り、「本当にまたやれたらうれしい」とにっこり。福くんや望結ちゃんらから「（続編で）映画も連ドラもやりたい」とおねだりされた福田監督は「新メンバー入れる？」とノリノリの様子だったが、「さっしー（HKT48の指原莉乃さん）がいい」とリクエストされると、「えー、さしこ（演技が）へたなんだもん」と話して笑っていた。

　この日のイベントには、福田監督や福くん、望結ちゃんをはじめ、おしゃれでプレイボーイな刑事・エナメル役の相澤侑我くん、ベテランのナベさん役の鏑木海智くん、食いしん坊のイノさん役の青木勁都くん、頭脳派のスマート役の秋元黎くん、武闘派のブル役の竜跳くんといった特殊捜査課のメンバーが登場。メンバーが登場するなり、会場からは「かわいいー！」と黄色い歓声が飛び交った。イベントでは、同賞受賞を記念して、メンバーからの賞状を望結ちゃんが福くんに手渡し、福田監督からトロフィーを贈られる場面もあった。福田監督から、「日本アカデミー賞狙えるかもよ」と言われた福くんは、「がんばります！」と宣言していた。

　映画は、ドラマ「33分探偵」「勇者ヨシヒコと魔王の城」などで知られる福田監督のオリジナル脚本で、悪の組織によって特殊捜査課が全員子供にされてしまったという奇抜な設定で展開された刑事ドラマの劇場版。悪の組織「レッドヴィーナス」から、来日するカゾキスタン大統領の暗殺予告が届き、刑事らはその計画を阻止し、大人に戻れるのか……というストーリーが展開する。福君ら特殊捜査課メンバーのほか、警察庁のエリート刑事・間聖四郎役でアイドルグループ「Sexy Zone」のマリウス葉さん、記念日好きなデカ長の恋人役で吉瀬美智子さんが出演したほか、ゲストに山本裕典さん、北乃きいさんも出演した。BD・DVDは発売中。（毎日新聞デジタル）