t.A.T.u.:10年前のMステ“ドタキャン”「忘れて」

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 ロシア出身のアーティスト「t.A.T.u.(タトゥー)」が、17日、東京・秋葉原で行われたチョコレートバー「スニッカーズ」の新CM発表会に登場し、10年ぶりに日本で生歌を披露した。イベント後、タモリさんが司会を務める音楽番組「ミュージックステーション」(Mステ、テレビ朝日系)を“ドタキャン”した理由について聞かれ、ユーリャ・ヴォルコヴァさんは「でも今日はちゃんと出てきました。そういう悪いことは思い出さないでほしい。人間前を向かなきゃいけない」と語り、リェーナ・カーチナさんも「とにかく忘れて、前を向いて、いいことだけを見てほしい」と語った。

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 当時のドタキャンについて、カーチナさんは「あれはよくないことだと分かっていた。けれど、私たちの決定ではなかった」と説明し、「何度も謝罪をしました。ゴメンナサイの曲も書いたくらい」と話した。ヴォルコヴァさんは「ごめんなさいは言いました。ナンバー2、ナンバー3のごめんなさいはいらないと思います」と語った。

 イベントで、2人は日本でのデビュー当時の制服風衣装で登場。タモリさんの物まねで人気の物まねタレント・コージー冨田さんとともに10年前のMステの状況を再現。前回のスニッカーズCMに出演したロックミュージシャンの内田裕也さんも現れ、CMキャラクターのバトンタッチにちなんで、スニッカーズ形のバトンを、ヴォルコヴァさんとカーチナさんに手渡した。t.A.T.u.と一緒に取材に応じた内田さんは事情を聞いて、「ああそうだったんだ。タモリとは友達なんだ」と2人に言うと、ヴォルコヴァさんは「私たちから、『ハロー』と伝えてください」、カーチナさんは「またショーに出たいわ」と、タモリさんへの伝言を頼んだ。

 t.A.T.u.について、内田さんが「最初イメージは良くなかったけれど、過去は過去、出なくて逆に良かったんじゃない?」と言うと、カーチナさんは「内田さんがおっしゃってくれた通り、過去は過去なんです」ときっぱり。「もう一度コンサートをひっさげて、日本に来たい」といい、「もう一度Mステのオファーが来たら?」と聞かれると、ヴォルコヴァさんは「一緒に出ましょう。トリオで!」と、内田さんを誘い、「みんなのこと大好きです、愛してます、忘れてません、もう一度帰ってきます」とファンに呼びかけていた。

 新CMの「野球」編は、スニッカーズのキャッチフレーズ「ハラが減ってるキミは、いつものキミじゃない。」をテーマに、高校野球の練習試合を舞台に、球児がおなかが減ってイライラし、t.A.T.u.のようにわがままになってしまうというストーリー。18日から放送開始。(毎日新聞デジタル) 

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