貫地谷しほり:難役やり遂げ感極まり涙 「気持ちが動いた」

1 / 12

 女優の貫地谷しほりさんと俳優の玉木宏さんが25日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開催された時代劇「桜ほうさら」の試写会に登場した。顔や体にアザのある仕立屋の娘を演じた貫地谷さんは、撮影について聞かれると「自分の気持ちが動いた。人生の中で印象的な撮影だった。(スタッフや共演者に)感謝しています」と振り返りながら、感極まった様子で涙を流した。また、玉木さんは「難しいシーンがたくさんあったが、助け合いながら撮影ができた」と自信を見せていた。

ウナギノボリ

 ドラマは宮部みゆきさんの同名小説が原作。お人好しで、剣は苦手な古橋笙之介(玉木さん)が、身に覚えのない罪を着せられ切腹した父の汚名をすすぐために江戸市中を奔走する姿を描く。貫地谷さんが演じる和香は仕立屋の娘で、顔や体にアザがあり、周囲の人に心を閉ざしていたが、笙之介との出会いをきっかけに心を開くようになる。橋本さとしさん、萬田久子さん、六角精児さん、市毛良枝さん、北大路欣也さんらも出演し、映画「宇宙兄弟」やドラマ「東京バンドワゴン~下町大家族物語」などの大森美香さんが脚本を担当。

 ドラマは、同局のドラマでは初めて、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つフル4Kで制作。ハイビジョンに変換して放送する。貫地谷さんは、映像について「4Kで映るということで肌の手入れをちゃんとしないといけないと思った。どこまで映るのか気になって……。4Kで見てみたい気持ちと怖い気持ちがあります」と戸惑った様子で話していた。

 「桜ほうさら」はNHK総合で14年1月1日午後7時20分~8時48分に放送。

写真を見る全 12 枚

テレビ 最新記事