高橋光臣:西田敏行&高橋英樹から刺激 「僕の中で永久保存版」

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 徳川家康は影武者だったという大胆な設定でマンガ化もされ人気を博した隆慶一郎さんの時代小説をドラマ化した新春ワイド時代劇「影武者 徳川家康」(テレビ東京系)が、2014年1月2日に放送される。島左近の刺客として、家康の暗殺を遂行する甲斐の六郎役を演じた俳優の高橋光臣さんは、「面白すぎて、毎日テーマパークに行くくらいのテンションだった」と撮影を振り返る。役者を目指したきっかけも映画「ラストサムライ」という高橋さんに、時代劇にかける思いや、家康の影武者・世良田二郎三郎役の西田敏行さんら共演者とのエピソードを聞いた。

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 ドラマは、関ケ原の戦いで暗殺された家康に成り代わって徳川軍を勝利に導き、やがて太平の世を作り出した影武者・二郎三郎(西田さん)の人生を描いた作品。家康の側室・お梶の方を観月ありささん、家康の三男・徳川秀忠を山本耕史さん、西軍大将・石田三成を及川光博さん、三成の軍師・島左近を俳優の高橋英樹さん、豊臣秀吉の側室・淀殿を名取裕子さんが演じる。テレビ東京系で2014年1月2日午後6時から5時間にわたり放送される。

 元々原作のマンガ版を読んでいたという高橋さんは、「今の年齢でやるのなら、(一番)やりたいと思っていた役だったのでびっくりした!」とオファーの瞬間を振り返りつつ、「よくぞ今の僕にこの役を与えてくれたという感じ!」と満面の笑みを見せる。

 殺陣や剣道、乗馬、ラグビーといった特技を持つ高橋さんは、「ラストサムライ」の渡辺謙さんのような役者になりたいという思いから、以前からたちまわりのけいこをしていた。片手でやりを持ってあやつることをイメージして行うなど、並々ならぬ思いがあったようで、「(高橋さんと同年代の役者で)俺以上、馬を乗りこなせるやつはいねーよって思ってた!」と力を込める。

 博物館に見に行くこともあるほどよろいかぶとが好きな高橋さん。しかし、よろいかぶとなどをつけて動き回るのは初めてだといい、馬に乗っての撮影も初。六郎が家康を暗殺し、逃げ帰ってくるシーンでは、馬に乗っての撮影に挑んだ。火縄銃を使う撮影は、火縄の匂いで馬が興奮状態となるため「結構危険」だというが、「(スタッフに)いけるか?と聞かれて、やります!と言いました」と頼もしいエピソードを披露。

 撮影の前半は英樹さん、後半は西田さんとのシーンが多かったといい、「そうそうたるメンバーとご一緒して、僕の中で永久保存版ですよね」と笑顔を見せる。英樹さんの印象を「体や存在感がすごく大きい」と話した高橋さんは、「何が自分とこんなに違うんだとずっと考えていた。この穴を埋めるにはどうすればいいのか……」と勉強熱心な一面を見せる。西田さんからは「時代劇の遊びの部分」を教えてもらったといい、「真剣なシーンからコミカルな空気に持っていかれたり……。時代劇はずっしりと重いという枠にとらわれてはいけないぞとメッセージをもらった」と刺激を受けた様子。

 時代劇を「どんどんやりたい」と話した高橋さんは、「今までにないくらいこの作品に参加できることに喜びを覚えている」ととびきりの笑顔で、「時代劇ならではの人とのやりとりや衣装が見どころ。日本古来の美しさを映像から見てほしい」とアピールした。

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