木村拓哉:8年ぶり時代劇で“武蔵”熱演 こん身アクションで「食らいついた」

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 人気グループ「SMAP」の木村拓哉さんが10日、東京都内で行われた2夜連続のスペシャルドラマ「宮本武蔵」(テレビ朝日系)の制作発表会見に登場。巌流島の対決をはじめ、次々に繰り広げられる戦いの撮影には、伝統の殺陣にワイヤアクションも取り入れられたといい、木村さんは「いままでの殺陣のシーンとは180度違う、ありえない殺陣のシーンだった。本当によけなければ当たる距離感とスピード。アクション監督が提示してくる動きやスピードに、それぞれの出演者が食らいついていくのが精いっぱい。大きなケガがなくてほんとに奇跡だった」とこん身のアクションを振り返った。

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 映画「武士の一分」(山田洋次監督)以来8年ぶりの時代劇となった木村さん。今回のスペシャルドラマは巌流島の対決はもちろん、吉岡一門との死闘など闘いのシーンの連続で、一乗寺下り松での「76人斬り」では、ワンシーンの撮影に3日間かけたという。木村さんは「全力で撮影しました。本番になったらやるしかない。いつカットがかかるかもわからないですし、気づいたら10分ぐらいカットがかからずにやっているときがあった。どこが使われるかはまだ見てみないとわからない。楽しみです」と熱演を振り返った。

 会見には、武蔵のライバル・佐々木小次郎役の沢村一樹さん、武蔵の悲恋の相手・お通役の真木よう子さん、幼なじみ・本位田又八役のユースケ・サンタマリアさん、武蔵と対決する吉岡清十郎役の松田翔太さん、武蔵の心の師となる僧侶・沢庵和尚役の香川照之さんも登場。沢村さんは木村さんの右腕を指さし、「(剣を)ずっと振っているので、ものすごく筋肉隆々。存在自体が剣豪の武蔵」と絶賛し、自身については「下ネタとかまったく言わなかった」と誇らしげに話したが、木村さんから「いや、2分に1回は下ネタだった」と暴露される一幕もあった。

 また、真木さんは「日本アカデミー賞」の最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞をダブル受賞したばかりとあって、この日は全員が祝福ムード。沢村さんは「ボクはかねて、真木よう子はペネロペ・クルスに勝てると思ってました」と得意げに語り、ユースケさんも「来年はボクとよう子ちゃんでアベック受賞を狙います」と“テキトー発言”で笑わせていた。

 ドラマは、吉川英治さんの代表作「宮本武蔵」を原作に、強いだけでなく、弱さやもろさも抱える愛すべき人間として武蔵を描き、従来の時代劇とは異なりCGやワイヤアクションを取り入れるなど、“新たな武蔵”を表現。小次郎と雌雄を決する巌流島の戦いや、吉岡一門との死闘などの見せ場も用意され、お通との悲恋も描かれる。夏帆さん、東幹久さん、高岡早紀さん、宇梶剛士さん、中谷美紀さん、倍賞美津子さん、武田鉄矢さん、八千草薫さん、西田敏行さんらも出演する。ドラマスペシャル「宮本武蔵」は3月15、16日の2夜連続で放送予定。

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