名高達男:現代版「ハングマン」に出演 伊原剛志からお仕置きで「謝りたい」

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 1980年代に放送された「ザ・ハングマン」シリーズで人気を集めた俳優の名高達男さんが、4月スタートの伊原剛志さん主演の深夜ドラマ「トクボウ 警察庁特殊防犯課」(読売テレビ・日本テレビ系)の第1話ゲストとして出演することが30日、明らかになった。「トクボウ」は「ザ・ハングマン」シリーズの現代版のような物語で、かつて悪を退治していた“ハングマン”こと名高さんが、伊原さんにお仕置きされるという役どころ。名高さんは「(悪人の)役者さんは大変な思いをされていたんだなと……本当にすみませんでしたって謝りたいですね」とちゃめっ気たっぷりに話している。

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 ドラマは、高橋秀武さんのマンガ「トクボウ 朝倉草平」(集英社)が原作。表向きは2人しかいない暇な部署だが、裏では法で裁けない悪を懲らしめる特命を受けている警察庁生活安全局特殊防犯課(トクボウ)を舞台に、伊原さん演じる指導係警視・朝倉草平の活躍を描く。朝倉は「あ~、死にたい」が口ぐせの無気力で自虐的な性格だが、法では裁けない悪人を見つけると、“矯正執行”(悪人を更生させる行為)の名の下、再犯しようなどと二度と思わせないように縄で縛るなど精神的屈辱を与え、悪の道から更生させる。安達祐実さん、松下洸平さんらも出演する。

 悪人たちを懲らしめる「ハングマン」として、82年の「ザ・ハングマン2」から87年の「ザ・ハングマン6」まで出演していた名高さん。今回は、高級フレンチを格安で食べさせると評判の行列店「リストランテ峰岸」のオーナー・峰岸邦夫役で、シェフたちに食品偽装を指示する悪徳オーナーという裏の顔を持ち、悪人として懲らしめられるという役どころ。

 撮影で、足は開脚縛り、腕は片手鉄砲縛りという複雑な縛り方をされた名高さんは、緊縛は初体験だったといい、「最初は自分もノッていて、『面白い、すごい』と思いながらやっていたんですけど、そのうち圧迫感が出てきて息が苦しくなってきました」と振り返り、「後半はちょっと厳しかったですね」と本音をポロリ。全シーンの撮影が終わると、朝倉の口ぐせの「厳しかった~、ほんと死にたい」とまねして現場を和ませていたという。伊原さんの“矯正執行”ぶりについては、「彼のトボケた味がいいですね。今風だし、面白いなって思います」と評価。ドラマは4月3日から毎週木曜午後11時59分に放送。

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