佐々木希:「呪怨−終わりの始まり−」完成披露で共演者から「顔が一番怖かった」と言われ…

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 モデルで女優の佐々木希さんが3日、新宿バルト9(東京都新宿区)で行われた主演映画「呪怨−終わりの始まり−」の完成披露上映会に共演の青柳翔さん、トリンドル玲奈さん、落合正幸監督とともに出席した。今作がホラー映画初主演となる佐々木さんは「誰もが知っている『呪怨』に出られるということで、とてもうれしい半面、ちょっとホラーが苦手なので不安もありました」と出演が決まったときの心境を打ち明けた。「予想以上に体にきたというか、階段を上ったり下りたりとか、壁に背中をドンとぶつけたりとか、ずっと(体を)こわ張らせているので筋肉痛に悩まされたり、あざができたりして大変でしたが、現場が明るかったので毎日行くのが楽しかった」と振り返った。

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 今作の“怖い”というイメージにかけて「最近の怖い体験は?」という質問に、佐々木さんは「映画の現場は全然怖くはなかったのですけど(笑い)、たまに金縛りにあって、その最中が怖いです。ホテルに泊まっているときとかになると逃げ場がなく怖い」と明かした。青柳さんが「撮影中に希ちゃんとラーメンの話をしていて、(昼休憩に)カップラーメンを食べていたら、そのときのカップラーメンを見る希ちゃんの顔が一番怖かった」とちゃめっけたっぷりにエピソードを披露すると、会場は笑いに包まれた。佐々木さんも大笑いしながら「あまりにも食べたくなって、すぐに同じものを買いに行きました」と語った。しかし落合監督が「気のせいかと思いましたが、なぜか撮影中に子どもの鼻歌がよく聞こえてきた。みんなにも確認したけど聞こえないといわれました」と淡々と話すとキャストも会場も一気に凍り付いていた。

 「呪怨−終わりの始まり−」は、人気ホラー映画「呪怨」の最新作。小学3年生の学級担任を急きょ務めることになった結衣(佐々木さん)が、不登校を続けている生徒・佐伯俊雄の自宅を訪問したことがきっかけで不可解な現象に襲われる……というストーリー。イベントでは今作が韓国や台湾はじめ、アジア14の国と地域で上映が決定したことも発表され、佐々木さんは「“呪い”が世界で流れると思うとゾッとしますね」と喜びを表現。海外上映決定を祝してプレゼントが登場し、佐々木さんが箱を開けると中から映画に登場する伽椰子(最所美咲さん)が映画さながらの恐怖メークと衣装で出現し、佐々木さんが驚きのあまりダッシュで逃走するのと同時に、観客からは悲鳴が上がった。さらに暗転後、俊雄(小林颯さん)もサプライズ登場し、会場を沸かせた。佐々木さんは「すごく怖いですが、ただ怖いだけじゃなく物語もすごく面白いです」とメッセージを送った。映画は28日から全国で公開予定。(遠藤政樹/フリーライター)

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