檀ふみ:井上真央と20年ぶり共演喜ぶ「いい女優になった」

2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演する檀ふみさん(左)と井上真央さん
1 / 1
2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演する檀ふみさん(左)と井上真央さん

 女優の檀ふみさんが、女優の井上真央さん主演の2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演することが11日、分かった。檀さんと井上さんが共演するのはドラマ「蔵」(1995年放送)以来、約20年ぶりで、「蔵」では育ての親、今回は実母を演じる檀さんは「頑張り屋さんだった真央ちゃんがこんなにいい女優になった。母親としてうれしい」と井上さんの成長ぶりに目を細めた。

ウナギノボリ

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・文が主役のオリジナル作品で激動の幕末から維新までを描く。檀さんは文(井上さん)と松陰(伊勢谷友介さん)の母・滝を演じる。同日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で会見した檀さんは井上さんの成長ぶりに「すごく芯の強いお嬢さんだったけど、あんまり賢くなったのでびっくりしています。同じ“ふみ”として誇らしい」と共演を喜んだ。

 井上さんは「檀さんとは7歳のとき共演させていただいて、(自分は)ほぼデビュー作だった。いつかこんな素敵な女優さんと共演したい、こんなふうになりたいと頑張ってきた。とても光栄です。うれしくも、成長を見せないとという緊張がある。厳しさも優しさもある。ちゃんとしつつもどこかで甘えたい」と笑顔で話した。

 主人公の文は長州藩の尊皇攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(くさか・げんずい)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚した人物で、ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えながら生きた文の生涯を描く。脚本はドラマ「1リットルの涙」などの大島里美さんと連続テレビ小説「ぴあの」などの宮村優子さん、音楽は連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などを手がけた川井憲次さんが担当する。

 キャストは、文の兄・吉田松陰を伊勢谷友介さん、高杉晋作を高良健吾さん、文の最初の夫・久坂玄瑞を東出昌大さん、文の夫・小田村伊之助(後の楫取素彦)役で俳優の大沢たかおさんが演じることが決定している。またこの日、文の父親の杉百合之助役に長塚京三さん、松下村塾創立者で叔父の玉木文之進役に奥田瑛二さん、兄の杉梅太郎役に原田泰造さん、姉の杉寿役に優香さんが演じることが発表された。

 ドラマは8月にクランクインし、15年1月に放送がスタートする。

テレビ 最新記事