土屋太鳳:15年前期朝ドラ「まれ」のヒロインに 吉高も号泣

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 NHKは31日、2015年前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まれ」のヒロインに女優の土屋太鳳(たお)さんを起用すると発表した。2020人の中からオーディションで選出され、パティシエを目指すヒロイン・希(まれ)を演じる土屋さんは同日、東京・渋谷の同局で行われた会見に登場し、「これまで地道にこつこつやってきて、やっとヒロインの役をもらえた」と喜んだ。

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 土屋さんは「昨日の昼に最終オーディションといわれて呼ばれて、『(ヒロインを)お願いします』といわれて、ワーッと感動して涙が止まらなかった」と明かした。土屋さんは11年前期の「おひさま」、現在放送中の「花子とアン」に続いて3度目の朝ドラ出演。「花子とアン」では吉高由里子さん演じるヒロイン花子(はな)の妹・もも役で出演しており、吉高さんにヒロイン決定を報告したといい、「(吉高さんは)『よかったねー』と喜んで号泣してくれました」と話した。

 土屋さんは1995年2月3日生まれ、東京都出身。2005年に「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」で審査員特別賞を受賞。08年の映画「トウキョウソナタ」(黒沢清監督)で映画デビューを果たす。10年の映画「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国」や11年にテレビ東京系で放送されたドラマ「鈴木先生」への出演など、映画やドラマ、CMなどで活躍している。8月1日から公開の映画「るろうに剣心 京都大火編」にも出演している。

 「まれ」は、92作目の朝ドラで、「クロサギ」(TBS系)や「震える牛」(WOWOW)などを手がけてきた脚本家・篠崎絵里子さんによるオリジナル作。自分自身の夢であるパティシエを目指すヒロイン・希の物語。夢ばかり語る父のせいで、一度は堅実な公務員の道を選んだ希が、夢を持った人々とのふれあいの中で、本当の自分の夢を思い出し、世界一のパティシエを目指すことになる……というストーリー。

 会見には高橋練チーフプロデューサー(CP)も出席し、土屋さんの起用理由を「2カ月間、誰がいいか悩んだ。でも最終のカメラテストの最後に彼女が現れて、彼女しかいないと思った。自分の夢を語ってくれたあいさつがとてもよかった」といい、「今回3度目の朝ドラ出演で、ホップ、ステップ、ジャンプ。大ジャンプしてほしいと思いお願いしました」とコメントした。

 (インタビュー・文・撮影:榑林史章)

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