吉田鋼太郎:演技もトークもサービス満点! 「MOZU」でのアドリブや“裏設定”も暴露

イベント「MOZU NIGHT」を盛り上げた吉田鋼太郎さん(右)
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イベント「MOZU NIGHT」を盛り上げた吉田鋼太郎さん(右)

 「花子とアン」「半沢直樹」などの存在感ある演技で人気を集めている俳優の吉田鋼太郎さんが10日、東京都内で開催されたWOWOWとTBSの共同制作ドラマ「MOZU」のイベントに登場。大手警備会社のマーシャルアーツアドバイザーで“不死身の悪役”といわれる中神甚を演じた吉田さんは、約100人のファンを前に「“生”中神です!」と、ちゃめっ気たっぷりに自己紹介。劇中の大げさともいえるアクションシーンは「基礎となるところは監督の指示」と言いつつもほぼアドリブだと明かし、長谷川博己さん演じる上司の東和夫のことが「実は好きなんです」と、演技上の“裏設定”を語ってファンを喜ばせた。

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 「MOZU」は、作家・逢坂剛さんのハードボイルド小説のドラマ化。4月からTBS系列でシーズン1を、6月からWOWOWでシーズン2を連続ドラマとして放送し、WOWOWのオリジナルドラマ史上最多の加入者数を記録した。「MOZU NIGHT」と題して開催された今回のイベントは、同ドラマを16日からWOWOWで全15話一挙放送することを記念して開催され、会場には出演者のサインや写真パネルのほか、劇中で実際に使われた小物や衣装を展示。撮影中に出演者も食べたケータリングが振る舞われた。イベントには吉田さんのほか、羽住英一郎監督も登場した。

 吉田さんの演技について、羽住監督は、吉田さんが指示以上のことをすると苦笑し、「中神の一挙手一投足が面白かった。現場では、アドリブの演技で僕が作った中神が超えられていく」と、アドリブを絶賛。吉田さんも「監督の指示以上、さらにやりたかった」とうなずき、役作りについては「台本を読んだ時点では、ここまで変な感じになるとは思わなかった。でも長谷川君って変態なんで、その部下ってことは相当変態な方がいいんじゃないかと思った」「(長谷川さんの)耳元でささやくシーンも(好きだと)意識してやっていた」と、独自のキャラクター設定を明かして、会場を沸かせた。

 一方、撮影現場の裏側についても、「香川(照之さん)が控室で、ずーっとしゃべっているのがうるさい!」と、共演者の素顔を暴露。主人公の倉木を演じた西島秀俊さんについては「これ言っていいのかな。『僕、芝居するよりこっち(アクション)の方が好きなんです』って、喜々として撮影してた」と、その様子を語った。自身の役についても「この役が大好きで、一生大事に思える役だと思っています。続編があるなら双子の弟とかで、何とか中神を出してほしい!」と言って、羽住監督を困らせていた。「Season1~百舌の叫ぶ夜」(全10話)は16日から、「Season2~幻の翼~」(全5話)は9月6日から、毎週土曜日午後3時半に、WOWOWプライムで放送。それぞれ、第1話は無料放送となる。

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