俳優の堤真一さん主演の映画「神様はバリにいる」(李闘士男監督)が2015年新春に公開されることが26日、明らかになった。バリ島で暮らす“自称爽やか”な大富豪のアニキを主人公に「今」を変えたい人々がアニキとの出会いで人生を変えていく模様を描き、堤さんはコテコテの関西弁で主人公のアニキ役を演じる。
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「神様はバリにいる」は、書籍「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ)を原案に、監督は「デトロイト・メタル・シティ」の李闘士男さんが務める。また、アニキを尊敬する謎めいた眼科医リュウ役で玉木宏さん、アニキのもとで修行する元女起業家の祥子役で尾野真千子さん、祥子が倒産させた会社の客で婚活中の杉田役でナオト・インティライミさんが出演する。ナオトさんが映画に出演するのは初めて。
同作品の舞台は、神々が宿るといわれるバリ島。婚活ビジネスに失敗し借金を背負った元起業家の祥子(尾野さん)は、失意の中、訪れたバリ島でアニキ(堤さん)と出会う。人生をやり直したい祥子は、見るからに胡散(うさん)臭そうな風貌ながらバリ島のお年寄りから子供までさまざまな人たちから慕われているアニキのもとで、わらをもつかむ思いでお金持ちになるための人生哲学を学ぶことにする。だが、あまりにも破天荒な「教え」に、祥子は次第にだまされているのではと疑うようになり……という展開。
堤さんは「日々忙しい日本人が忘れがちな、“どんなささいなことにも意味があり、何事にも感謝を示す“という、古き良き日本にも似たバリ島の教えがこの脚本にはあり、作品を通して伝えられたらいいなと思います」と意気んでいる。また、ナオトさんは映画デビューとなる同作品について「こんなにも難しく、こんなにも奥深い、でも、とんでもなく刺激的でスリリング。その魅力に、その快感にとりつかれてしまったようであります」と話し、「これからもいろんな役に挑戦していきたいと思います」とコメントしている。
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