仲間由紀恵:“腹心の友”吉高を労う 大役にプレッシャーも

「花子とアン」クランクアップセレモニーに登場した吉高由里子さん(左)と仲間由紀恵さん
1 / 1
「花子とアン」クランクアップセレモニーに登場した吉高由里子さん(左)と仲間由紀恵さん

 女優の仲間由紀恵さんが26日、横浜市青葉区のスタジオで行われたNHKの連続テレビ小説「花子とアン」クランクアップ会見に登場。吉高由里子さん演じるヒロイン花子の親友・蓮子を演じた仲間さんは「胸がいっぱいで……。(撮影が)終わって、うれしいのか寂しいのか分からない」と涙ぐみ、「吉高ちゃんの腹心の友ですごくうれしかったです。本当によく頑張ったね」と主演の吉高さんを労った。

ウナギノボリ

 福岡の石炭王と政略結婚するものの、愛のない結婚生活に苦しみ、年下の青年と駆け落ちする波乱の人生を送る蓮子を演じた仲間さんは「今まで演じたことのない役。強くて、とにかくつぶれない、前しか向いていない、そんな情熱的な役をできるんだろうかと思っておりました」と難役にプレッシャーを感じていたことを明かし、「でも、吉高ちゃんが頑張っているんだからとちょっとずつ前に進んでいました」と話した。

 会見中、仲間さんは蓮子の再婚相手・宮本龍一役を演じた中島歩さんの名前を「中村君」と言い間違えてしまう場面もあったが、吉高さんが花子の口調ですかさず「蓮様でも緊張するんですね」とフォロー。仲間さんも「緊張するわよ、私はもともと天然なタイプなんですよ」と蓮子になり切って応え、2人の息はピッタリだった。また、中島さんも「中村ですー。本当に中村なんだか中島なんだかっていう人だったと思うんですが……」と自己紹介して笑わせ、笑いの絶えない会見となった。

 ドラマは、「赤毛のアン」などを翻訳した主人公・花子(はな)の明治・大正・昭和にわたる波瀾(はらん)万丈の半生を、「Doctor−X」(テレビ朝日系)などの中園ミホさんの脚本で描いた。原案は、花子の孫・村岡恵理さんの著書「アンのゆりかご」。花子は山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて東京の出版社に勤め、翻訳家の道へと進んだ人物で、吉高さんが10~50代を演じている。全156回。ドラマの最終回は9月27日に放送される。

テレビ 最新記事