吉永小百合:モントリオール映画祭でフランス語披露

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 女優の吉永小百合さんと俳優の阿部寛さんが29日(現地時間)、カナダで開催中の第38回モントリオール世界映画祭で、主演映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)の会見に登場した。吉永さんはフランス語で「こんにちは、モントリオールへ私自身大変敬意を抱いています。モントリオール世界映画祭で皆様とご一緒できることを私はとても感動し大変光栄に思っております。そしてこんなにたくさんの人たちに来ていただいたことを心からうれしく思います」とあいさつした。

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 阿部さんは「日本語で良いですか(笑い)?」と確認しながら「この権威ある映画祭にこの地に立てることを光栄に思います。そして吉永さんと2人で今日ここに来れたことを幸せに思っています。今日はよろしくお願いします」と話した。吉永さんは同作のプロデューサーも務めており、「数年前に大きな地震が日本であり、たくさんの方が亡くなりました。そしてその中で亡くなった方と生きている方の間で命のリレーのようなものが行われてきたと思います。そしてこの作品を原作で読んだときにこれこそが今回私がやりたいと思っている作品だと思って選びました」と語った。

 また、吉永さんは舞台あいさつでも、フランス語でスピーチを約1分半も披露した。開場前から長蛇の列ができ、立ち見がでるほどの盛況で、追加上映されることになった。

 映画は、森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)が原作で、千葉県の明鐘岬に実在した喫茶店を舞台に、女性店主と人々の交流を描く。吉永さんと成島監督との共同企画として発足し、吉永さんは主演のほか、プロデューサーとして映画に携わっている。喫茶店の女性店主・悦子を吉永さん、悦子を献身的に守り続けるおい・浩司を阿部寛さん、突然里に戻ってきた常連客の娘・みどりを竹内結子さんが演じる。10月11日公開。

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