TBSは4日、10月期の番組改編説明会を行い、朝の情報帯番組「あさチャン！」「いっぷく！」、夕方のニュース番組「Nスタ」を強化するほか、9月で終了する明石家さんまさん司会の「さんまのSUPERからくりTV」の後番組をはじめ、ゴールデン、プライムタイムのバラエティー番組の改編を発表した。昨年から掲げている「家族で見られる番組をそろえる」という方針を継承する形で、全日19．7％、ゴールデンタイム（午後7～10時）27．1％、プライムタイム（午後7～11時）30．4％の改編率となった。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　今回の改編は、朝の情報帯番組、夕方のニュース番組の強化と、バラエティーの改編が三つの柱。放送開始から半年を迎える「あさチャン！」「いっぷく！」は、それぞれ番組の個性の強化を図り、新コーナーなども登場させる予定。午後3時53分から3時間枠で放送している「Nスタ」は、前半2時間で「Nスタ ニュースワイド」と名付けてグルメや芸能などを含めた情報を、後半を「Nスタ ニューズアイ」と名付けて本格派報道ブロックとして、より分かりやすくニュースを届ける形になる。

　バラエティーは、家族そろって楽しめる内容に重点を置いた3番組が新登場する。9月で終了する「さんまのSUPERからくりTV」の後番組は、お笑い芸人の今田耕司さんと「ブラックマヨネーズ」が司会を務める「不思議探求バラエティー　ザ・世界ワンダーX」（毎週日曜午後7時）で、マツコ・デラックスさんが視聴者代表として知られざるマニアックな世界を掘り下げる情報トーク番組「マツコの知らない世界」、日本人の誇りや底力を、歴史や外国人有識者の意見などさまざまな角度から検証する「所さんのニッポンの出番」もスタート。過去に単発のスペシャルとして放送し、好評を博した番組をレギュラー化して、バラエティーを強化する。

　ドラマは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒットを飛ばした宮藤官九郎さんが、同局で約4年ぶりにドラマ脚本を手がけ、「関ジャニ∞」の錦戸亮さん主演の日曜劇場「ごめんね青春！」などをラインアップ。午後9時の木曜ドラマ劇場は今期は前半・後半の2部制となり、前半はWOWOWで放送された同局との共同制作ドラマ第2シーズンの連続ドラマ「MOZU Season2～幻の翼～」（全5話）を放送。後半は、夫婦でがんになり余命宣告を受けた家族の実話をベースにした吹石一恵さん主演の連続ドラマドラマ「ママとパパが生きる理由。」（仮）を、全5話で放送する。