茂木健一郎:朝ドラ「花子とアン」でドラマデビュー 「人生最大のプレッシャー」

朝ドラ「花子とアン」でドラマデビューを飾った茂木健一郎さん(左)(C)NHK
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朝ドラ「花子とアン」でドラマデビューを飾った茂木健一郎さん(左)(C)NHK

 脳科学者の茂木健一郎さんが、連続テレビ小説「花子とアン」(NHK総合)に出演することが、このほど明らかになった。茂木さんがドラマに出演するのは初めてで、花子(吉高由里子さん)の「赤毛のアン」出版を決める小鳩書房社長の門倉幸之介を演じる。「赤毛のアン」に関する著書を出版している茂木さんは「自分の見聞きした出版界の本への愛というものが、少しでも出せたらと思ったんですけれども、そういう余裕がないままに収録は終わってしまいました。人生最大のプレッシャーでした」と、振り返っている。最終週となる25日の放送から登場する。

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 同ドラマの加賀田透チーフプロデューサーは、茂木さんの起用理由について「『赤毛のアン』への思いをつづった著書があり、私たちもドラマを作る上で参考にさせていただきました。この門倉幸之介は、“アン”への愛を、セリフとしてではなく、自分の言葉として語ることができる茂木さんに、ぜひ演じていただきたいと思いました」と話していて、茂木さんは「出演のお話をいただいたときは、びっくりしました」と明かし、「朝ドラというと、ドラマ界の『紅白歌合戦』みたいなもので、そこにドラマ(出演)経験がない僕が出るというのは、想定外でした」とコメントを寄せている。

 ドラマは、「赤毛のアン」などを翻訳した主人公・花子(はな)の明治・大正・昭和にわたる波瀾(はらん)万丈の半生を、「Doctor−X」(テレビ朝日系)などの中園ミホさんの脚本で描く。原案は、花子の孫・村岡恵理さんの著書「アンのゆりかご」。はなは、山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて東京の出版社に勤め、翻訳家の道へと進んだ人物で、吉高さんが10~50代の花子を演じている。

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