役所広司:原田美枝子と日比谷に手形「横綱になったよう」 日本人では22年ぶり

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 俳優の役所広司さんと女優の原田美枝子さんの手形が、多くのスターの手形が飾られている東京・日比谷の合歓(ねむ)の広場に飾られることになり、4日に東京都内で行われた映画「蜩ノ記(ひぐらしのき)」(小泉堯史監督)の初日舞台あいさつで、2人の手形が取られた。同所に手形が飾られるのは日本人では1992年6月の故・緒方拳さん以来22年ぶり。役所さんは「横綱になったよう」とうれしそうな表情を浮かべ、同作で役所さんとともにダブル主演を務めた人気グループ「V6」の岡田准一さんは共演の堀北真希さんを見ながら「僕たちもいつか手形を……」と奮起していた。

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 初日舞台あいさつには役所さん、岡田さん、原田さん、堀北さん、小泉監督が出席。手形を取った原田さんは「何だか照れくさいですね」と頬を赤らめ、堀北さんは「歴史的瞬間に立ち会えました」と話した。役所さんとは師弟の関係を演じた岡田さんは「黒澤(明)監督の映画に携わっていたスタッフさんが役所さんを見て、あれがいいんだ、あれになってくれと。(役所さんが)日なたぼっこしている力んでいない姿を指して、ああいうのを支えたくなる、ということを僕に伝えようとしていた。そんな役所さんの姿を間近で見させてもらって幸せな時間だった」と撮影を振り返った。

 「蜩ノ記」は、直木賞を受賞した葉室麟(はむろ・りん)さんの時代小説が原作。「生きる時間を区切られてしまったときに、残された人生をどう生きるか」をテーマに、人が人生の中で出会う、師弟愛や夫婦愛、家族愛などさまざまな愛の形を描く。10年後の切腹を命じられながらも武士として気高く生き抜く主人公の戸田秋谷を役所さん、秋谷の姿に感銘を受け成長していく檀野庄三郎を岡田さん、秋谷の娘・薫を堀北さん、秋谷の妻・織江を原田さんが演じている。

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