ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、13日午後9時に放送される小栗旬さん主演の“月9”ドラマ「信長協奏曲」(フジテレビ系)だ。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
マンガ誌「ゲッサン」(小学館)で連載中の石井あゆみさんの人気マンガが原作で、誰もが知っている織田信長が現代からタイムスリップした普通の高校生だったという斬新な設定のもと、天下統一を目指していくという物語。“月9”枠初の時代劇となっている。
主演の小栗さんは、信長と、タイムスリップして信長として戦国時代を生きていくことになる普通の高校生・サブローの2役を演じる。現代の高校生をコミカルに演じる一方、戦や裏切りが日常化した戦国という時代に戸惑い、衝撃を受けるシリアスなシーンもあり、特に自分の思いを家臣らに伝え、周りを動かしていく熱のこもった演技は注目だ。30歳を超えている小栗さんだが、高校生役に違和感はなく、第1話ではふんどし姿も登場する。
また、信長の正室の帰蝶(濃姫)を柴咲コウさん、信長の筆頭家臣・池田恒興役を向井理さん、後の豊臣秀吉となる伝次郎を山田孝之さん、有力大名の斎藤道三を西田敏行さんが演じるほか、高嶋政宏さん、夏帆さん、早乙女太一さん、新井浩文さん、柳楽優弥さんら豪華キャスト陣も見どころの一つ。物語では、言い争いばかりで折り合いが悪い帰蝶とサブローの関係がどう発展していくかも期待しながら見ていきたい。
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