谷山紀章:NBA観戦は「ライフワーク」 アニメ「黒バス」第3期は解説担当?

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 人気アニメ「黒子のバスケ(黒バス)」の氷室辰也役などで知られる声優の谷山紀章さんが15日、WOWOWで放送された北米プロバスケットボール「NBA」のサンアントニオ・スパーズ対ロサンゼルス・レーカーズの生中継にゲスト解説者として出演。NBA観戦を「ライフワーク」という谷山さんに、今季の注目ポイントやチームなどに加え、来年1月スタートの黒バス第3期への意気込みも聞いた。

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 −−収録を終えて感想は?

 スパーズの強さが際立った試合でした。昨シーズン、(マイアミ・)ヒートとのファイナル第4戦は、NBA史に残るくらいクオリティーの高い試合で、東のチャンピオンのヒートをこてんぱんにやっつけたんですが、それを見て「これはどこも勝てないぞ」って思ったんですけど、その時のクオリティーに近づいている気がしますね。“美しいバスケ”というかキレイなパスゲームをしていて。(大好きな)レーカーズが勝てるわけがない。でもこれは想定の範囲内でした(笑い)。

 −−NBAの14−15シーズンで注目しているところは?

 スパーズの連覇が実現するのか、ですね。強豪ひしめく「ウェスタン・カンファレンス」でどこが抜け出してきて、スパーズを止めるのかっていうのも見どころで、(ヒューストン・)ロケッツも強くなってきているし……。僕個人のいち押しは(ゴールデンステート・)ウォリアーズなんですが。でもファイナルを予想すると、やっぱりスパーズと(シカゴ・)ブルズでしょうね。この組み合わせはみんな予想する。“堅い”と思います。

 −−谷山さんがNBAにハマったきっかけはマイケル・ジョーダンさんと聞きましたが。

 そうですね。いまでも過去の映像とか見直したりします。昔はみんなピチッとした短パンで、それでもジョーダンがカッコよくて(笑い)。よく妄想するんですよね、全盛期のころのジョーダンが今の「NBA」にいたらどうなるのかなって。すごく見てみたいし、本人も「もし現役に戻れるなら、全財産を投げうってでも、すぐに戻りたい」ってコメントもしていますからね。ジョーダンは僕にとって、理想のバスケ選手。完成形、まさに不世出のプレーヤー。初めて見た時に、一人だけ違うスポーツしているのかなって思いましたね。

 −−谷山さんにとってNBAとは?

 世代的に、最初にジョーダンを見て、そこに「スラムダンク」をかぶせてこられちゃって、それで完全にどハマりしてしまったんですよね。だからNBAを観戦するっていうのは、ライフワークみたいなもので、心の深い部分に爪ががっちり食い込んでいるから、なんかもう抜け出せない。たぶん一生見続けるんじゃないんでしょうか。

 −−最後に、来年1月から始まるアニメ「黒子のバスケ」の第3期に向けて意気込みを聞かせてください。

 氷室君はすごく出てくるんですが、プレーすることはなくて、声優としての立ち位置としては、解説が多くなってきています。それでも出番があるのはうれしいんですが。氷室君は、聡明で知的なイメージがあるので、そこにどうやって説得力を持たせるのか、僕の手腕にかかってきますね。主題歌もまたやらせていただくのですが、すごいアッパーな曲で、こちらも気に入ってもらえれば。

 *……WOWOWでは、NBAを毎週5試合生中継。11月24日には、NBA関連のドキュメンタリー番組「NBAドキュメンタリー ドクターJ 史上最高の芸術家」(WOWOWライブ、午後2時半~)、「NBAドキュメンタリー 華の84年ドラフト 歴史に刻んだ伝説の黄金世代」(同、午後4時~)、「NBA現役最強の男!レブロン・ジェイムス インタビュー」(同、午後5時20分~)の3本を放送。さらに、12月26日には、「キャバリアーズ対ヒート」「レーカーズ対ブルズ」の“クリスマスゲーム”2試合をWOWOWライブで生中継する予定。

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