小出恵介:少年法題材のドラマで難役に挑戦 「天使のナイフ」

「連続ドラマW 天使のナイフ」のキーカット=WOWOW提供
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「連続ドラマW 天使のナイフ」のキーカット=WOWOW提供

 俳優の小出恵介さんが2015年2月スタートのドラマ「連続ドラマW 天使のナイフ」(WOWOW)で主演を務めることが17日、明らかになった。作家の薬丸岳さんのデビュー作で2005年に江戸川乱歩賞を受賞した「天使のナイフ」が原作で、小出さんは13歳の少年たちに妻を殺された後、少年法の壁にぶつかって怒りと悲しみを社会にぶつける難役に挑戦する。

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 ドラマは、少年犯罪における贖罪(しょくざい)の意味を問うミステリー。小出さん演じるカフェの店長・桧山の妻を殺した少年たちは少年法で保護され、刑事責任能力を問われなかった一方、桧山ら遺族は実名も顔写真もプライバシーもさらされる。4年後、桧山が社会に復帰した少年たちの更正と現状を、人知れず調べ始めると、その直後から少年たちの命が次々と狙われていく……というストーリー。

 小出さんは「自分の見解はともかく、正誤を判断し難い法律というものを照らす作品に関わることは初めてなので、とても楽しみにしています。大いなる罪と法の渦の世界にただ巻き込まれ、目撃する人物を通して、自分も何かを感じたいと思います」と意気込んでいる。

 原作者の薬丸さんは「少年法という極めてデリケートで難しい問題に真正面から切り込んだ作品なので映像化は難しいだろうと思っていましたが……果敢に映像化に挑まれたスタッフとキャストの皆さんに心からエールを送ります」とコメントしている。

 小出さんのほか、倉科カナさん、藤本泉さん、千葉雄大さん、町田啓太さん、村上虹郎さん、北村匠海さん、清水尋也さん、和田正人さん、手塚とおるさん、若村麻由美さんらが出演する。15年2月22日からWOWOWプライムで毎週日曜午後10時に放送。全5話。第1話は無料放送される。

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