年末年始オススメ映画:マンガ原作の注目作から胸キュンラブストーリーまで 邦画一挙紹介

映画「海月姫」のキービジュアル(C)2014映画「海月姫」製作委員会 (C)東村アキコ/講談社
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映画「海月姫」のキービジュアル(C)2014映画「海月姫」製作委員会 (C)東村アキコ/講談社

 2014年も残すところあとわずか。暦の関係で最大9連休の人も多いと予想される年末年始休みに、見ておきたいオススメの邦画を編集部がピックアップして紹介する。

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 ◇「寄生獣」「海月姫」……マンガ原作の注目作

 謎の寄生生物・パラサイトのミギーが右手に寄生した高校生・泉新一と、他のパラサイトとの戦いなどを描いた岩明均さんの名作SFマンガを実写化した「寄生獣」。「永遠の0」(2013年)や「STAND BY MEドラえもん」(14年)で知られるVFXの名手、山崎貴監督がメガホンをとった。主人公・新一役を染谷将太さんが演じ、新一の右手に寄生したパラサイト「ミギー」の声を俳優の阿部サダヲさんが担当、ヒロイン役で橋本愛さんが出演しているほか、深津絵里さん、東出昌大さん、余貴美子さんらが出演している。実写映画では、原作とは異なり、新一がシングルマザーの母・信子に育てられている設定で、母と子、母性により焦点が当たっている。後編となる「完結編」は15年4月25日に公開。

 アニメ化もされた東村アキコさんの人気マンガを女優の能年玲奈さん主演で実写化した「海月姫」は27日に公開される。「男を必要としない人生」を掲げるオタク女子たちが集う共同アパート「天水館」を舞台に、主人公のクラゲオタクの月海や女装男子の蔵之介、自らを「尼~ず」と称するオタク女子たちが天水館存続のために一歩踏み出す様子を描いている。鉄道オタクを池脇千鶴さんが、和物オタクをお笑いコンビ「アジアン」の馬場園梓さんが、年配の男性にときめく“枯れ専”を篠原ともえさんが、三国志オタクを太田莉菜さんが熱演し、実写ならではの魅力を引き出している。また、菅田将暉さんの“女子力”がいかんなく発揮された女装姿にも注目。

 ◇野球映画が続々公開

 映画「舟を編む」(13年)で第37回日本アカデミー賞で作品賞を含む6冠に輝いた石井裕也監督の最新作「バンクーバーの朝日」が公開中だ。戦前カナダに実在した日系人野球チーム「バンクーバー朝日軍」を題材に、差別や貧困と戦いながら、日系移民に誇りと勇気を与えた朝日軍の活躍を描いている。妻夫木聡さん、亀梨和也さん、勝地涼さん、上地雄輔さん、池松壮亮さん、高畑充希さん、宮崎あおいさんらが出演。年明けの1月24日には俳優の永瀬正敏さん主演で日本統治時代の台湾から甲子園に出場し決勝まで勝ち進んだ伝説のチームを描いた「KANO 1931海の向こうの甲子園」(マー・ジーシアン監督)の公開も控えている。

 ◇ラブストーリーは胸キュン派?オトナ派?

 ラブストーリーでは“胸キュン”必至の「アオハライド」(三木孝浩監督)と上海を舞台に繰り広げられる切ないラブミステリー「真夜中の五分前」(行定勲監督)がオススメ。

 「アオハライド」は咲坂伊緒さんの人気恋愛マンガが原作。俳優の東出昌大さんと本田翼さんがダブル主演を務めている。中学1年生の頃、ヒロイン・双葉(本田さん)と洸(東出さん)が、お互いに淡い思いを抱きつつ、離れ離れになってしまう。高校2年の春に再会し、再び洸に引かれていく双葉だったが、空白の4年間に隠された洸の秘密が徐々に明らかになっていき……というストーリーが展開する。また、同じ咲坂さん原作による「ストロボ・エッジ」(廣木隆一監督)も俳優の福士蒼汰さんと有村架純さんのダブル主演で3月に公開を控えており、“胸キュン”祭りはしばらく続きそうだ。

 「真夜中の五分前」は、本多孝好さんの小説「真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side−A/side−B」が原作で、孤独な日本人の青年と美しい双子の姉妹が繰り広げるサスペンスタッチのラブストーリー。三浦春馬さんが主演を務め、中国人女優のリウ・シーシーさんが双子のヒロインを1人2役で演じるほか、台湾の人気俳優のチャン・シャオチュアンさんも出演する。

 ◇おうち派にオススメのDVD&BDは?

 自宅でゆっくり映画を楽しみたい人向けのDVDやブルーレイディスク(BD)を紹介。女優の橋本愛さんが主演した「リトル・フォレスト」の夏・秋編、フジテレビ系で放送された深夜オムニバスドラマ「トリハダ~夜ふかしのあなたにゾクッとする話を~」の劇場版第2弾「トリハダ−劇場版2−」がDVDレンタルを開始したほか、井上三太さんの人気マンガ「TOKYO TRIBE2」を基に、映画「愛のむきだし」(09年)などで知られる園子温監督が実写映画化した「TOKYO TRIBE」のDVDとBDが2015年1月6日に発売される。

 また、8月と9月に2部作でそれぞれ公開され、大ヒットを記録した映画「るろうに剣心 京都大火編」(大友啓史監督)が早くもDVDとBDで発売、レンタルがスタート。さらに2015年1月21日には12年公開「るろうに剣心」と今年公開された「京都大火編」「伝説の最期編」を網羅した「るろうに剣心 コンプリートBlu−ray BOX」が数量限定で発売される。

 この年末年始にあなたならどの邦画を見る?

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