俳優の斎藤工さんが昨年監督を務めたショートフィルム「半分ノ世界」が、2015年の国際エミー賞のデジタル部門にノミネートされたことが19日、明らかになった。「半分ノ世界」は、大橋トリオさんのヒット曲「HONEY」からインスピレーションを受けて映像化した作品で、全日制高校に通う女子高生と定時制高校に通う青年との机の落書きを介した心の交流を描くラブストーリー。田辺桃子さん、井浦新さんが出演した。
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同作は、スマートフォン向け総合エンタメアプリの「UULA」と国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」が、若手映画監督の発掘を目的に立ち上げた共同プロジェクトから生まれた作品。同プロジェクトは、若手監督が人気アーティストの楽曲と歌詞、世界観をモチーフに、独自の視点と自由な発想でショートフィルムを制作している。
国際エミー賞デジタル部門は、作品が企画・制作された背景やコンセプトのほか、プラットフォームやフォーマットなどの視聴方法、視聴機能など、ユーザーに対して新しい体験を与えている、または制作面で新たなチャレンジをしている点を総合評価し、功績のある作品に贈られる。
斎藤さんは作品が評価されたことについて「今回のプロジェクトに心から感謝しています。主演の田辺桃子さん、井浦新さん、脚本の金沢知樹さん。全てのスタッフィング、キャスティングがうまく行き、さらには大橋トリオさんの楽曲が作品を完成させてくれました。私のわがままに対し、才能を分けてくださったすべての方々に、まだ何も恩返しでいていないので、今回のことがそれに値したら幸いです」とコメントしている。
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