岸博幸さん:NBA中継に初登場 レブロン・ジェームズに注目する理由とは?

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 テレビのバラエティー番組などでも活躍する慶應義塾大学大学院教授の岸博幸さんが14日、WOWOWで生中継された米プロバスケットボール「NBA」の「ロサンゼルス・クリッパーズ対ダラス・マーベリックス」にゲスト解説として出演した。放送終了後、ニューヨーク・ニックスの大ファンで「年に2~3回は現地で試合を観戦している」という岸さんに話を聞いた。

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 テレビで初めてのスポーツ番組出演を終えた岸さんは「スケジュール調整をしてでも出演したかった」と満足そうな表情。「スポーツを実況するアナウンサーさんや解説者の知識の量の多さにびっくりしましたし、つっこんだコメントにプロのすごさを感じました」と振り返った。

 NBAとの“出会い”は1990年ごろ。米国に留学中、ニューヨーク・ニックスの試合を見てNBA、特にニックスの大ファンとなった。岸さんは「スーパーで働きながらニックスに入団したジョン・スタークス選手が大好き」と当時を振り返り、「95~98年に仕事で米国に滞在していた時期もシーズンチケットを買って応援して、日本に戻ってからも年に2~3回は観戦しに行きます」とファンぶりを明かす。

 それでも、現在注目しているのはクリーブランド・キャバリアーズに復帰したレブロン・ジェームズ選手。2003年にキャバリアーズに入団し、10年にマイアミ・ヒートに移籍後、2度のシーズン制覇を経験して古巣に戻ったジェームズ選手の「地元でやり直したいことがある。優勝するために戻ってきて、さらに地元をよくしたい」という言葉に注目しているという。

 ジェームズ選手はクリーブランドのあるオハイオ州出身。「彼が生まれ育った地域は、昔、製造工場が多くあったけど、今は廃れている町です。(ジェームズ選手が)バスケットボールのスーパースターとしてどこまで進化ができるのか、スポーツの枠を越えて、社会の問題を解決するリーダーとしてどう実績を残すのかが気になる」と岸さんらしい視点で注目する理由を語っていた。

 今シーズンも佳境に入り、4月にはプレーオフに突入するNBA。「ファイナルの理想の対戦カード」について聞くと、岸さんは「ぜひ、クリーブランドにイースタンでチャンピオンになってほしい。ウエスタンは、ステファン・カリー(選手)がいるゴールデンステイト・ウォリアーズです」と答え、「スーパースターのレブロンとニュースターのステファン・カリーのガチンコが見たいです」と目を輝かせていた。

 *……WOWOWではNBAを毎週5試合生中継。WOWOWプライムでは4月18日午後2時から「2015NBAプレーオフ徹底紹介!」と題したプレーオフ直前番組を放送し、同19日午前8時からプレーオフ開幕戦の注目試合を生中継する予定。

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