爆問・太田:長編映画「企画が通らない」とぼやき テリー・ギリアム監督「もう無理」とぴしゃり

5年ぶりに来日したテリー・ギリアム監督(中央)と「爆笑問題」
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5年ぶりに来日したテリー・ギリアム監督(中央)と「爆笑問題」

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんと田中裕二さんが27日、5年ぶりに来日したテリー・ギリアム監督と、28日にオープンする東京・恵比寿の映画館「YEBISU GARDEN CINEMA」で行われた同監督の最新作「ゼロの未来」(5月16日公開)のイベントに登場。親交のあるギリアム監督から、5年前に長編映画制作のアドバイスを受けたという太田さんは、その後の進行具合について「書いても書いても企画が通らない」とぼやいた。

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 さらに太田さんは「何とかしてくれ。ハリウッドにオレを売り込んでくれ」とギリアム監督にすがるも、ギリアム監督は「映画ビジネスはワンチャンスしかないから、もう無理」とぴしゃり。これにはギリアム監督の大ファンという太田さんも「あんたは何回、失敗しているんだよ!」とやり返し、会場は笑いに包まれた。

 映画は、コンピューターに支配された近未来を舞台に、天才プログラマーが愛と友情に気づき、抑圧された世界の中で人生を大きく変動させていく様子を描く。オーストリア出身の俳優クリストフ・バルツさんが主演を務めている。

 太田さんは同作について「相変わらず(ギリアム)監督は悩んでいる。あと金のもうけ方を知らない」と愛のある毒舌を交えつつ「哲学や数学、肉体に精神、すべての謎が詰まっている。『生きるとは何か』を一貫して探ってきた監督だが、まだ答えは出ない。でも監督にとって重要な作品。たぶん一般受けはしないけど」とアピールしていた。

 イベント終了後には、YEBISU GARDEN CINEMAのオープンを記念したセレモニーも開催され、ギリアム監督から同劇場にフォトフレームが贈呈された。

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