富樫勇樹選手:自身のドキュメンタリー番組放送に「めっちゃ恥ずかしい」

1 / 11

 今季、北米プロバスケットボール「NBA」の下部組織「D−League(Dリーグ)」のテキサス・レジェンズでプレーした富樫勇樹選手が19日、東京都内で行われたNBAのプレーオフのパブリックビューイングにゲストとして参加した。6月にWOWOWで自身を追ったドキュメンタリー番組が放送されることに、富樫選手は「自分のプレー以外のところも映されているので、めっちゃ恥ずかしい。嫌ですね。基本的には見てほしくない」と苦笑しつつ、「でもありがたいこと。Dリーグなどにこれから挑戦したい人、特に中学生や高校生たちに見てもらって世界を感じてもらえれば」とアピールした。

あなたにオススメ

 同番組は、日本人にとって最も遠い世界と言われるNBAの舞台に果敢に挑む富樫選手を追ったドキュメンタリー。NBA入りを目指しレジェンズでプレーした富樫選手は、今季について、「(シーズンオフに行われるリーグ戦の)サマーリーグに出場できたり、(最初は)自分でもびっくりするくらい、事が進んでいったけど、シーズン入ってからは自分のコンディションも良くなく、チームに慣れるのに時間がかかった。後半にいくにつれ自分らしいプレーもできるようになってきたけど、オールスター後にけがをしてしまって残念」と反省しつつ、「1年、しっかりプロとして海外のリーグでできたのはすごいいい経験だった」と振り返った。来シーズンの抱負を聞くと「もちろん、NBAを目標に考えているが、まずサマーリーグに向けてトレーニングに励んでいきたい」と前向きに語った。

 この日はWOWOWが主催した、NBAプレーオフ開幕戦「ミルウォーキー・バックス対シカゴ・ブルズ」第1戦のパブリックビューイングで、イベントには富樫選手のほか、同局のNBAキャスターである長澤壮太郎さん、同局のNBAアナリストの佐々木クリスさん、同局の吉年愛梨アナウンサーも登場した。

 試合はブルズの勝利に終わったが、富樫選手は「前半は両チームともシュート確率もよく試合が進んでいたけど、後半に力の差が出たかな」と分析。今季のNBAプレーオフの展望を聞くと、「ウエスタン(カンファレンス)はレベルが高いチームが多く、どこが勝つかわからないけど、(ゴールデンステート・)ウォリアーズにはレギュラーシーズンの勢いのままにいってほしい。イースタンは(人気選手の)レブロン・ジェームズがクリーブランド・キャバリアーズに戻って1年目ということで、帰ってきてキャバリアーズが勝ち進んでいくのを見たい。自分が望むファイナルはそのカードですね」と希望を語った。

 WOWOWでは、NBAプレーオフの注目の試合を毎週5試合以上生中継し、東西カンファレンス・ファイナルとファイナルは全試合生中継する。25日には、ミュージシャンで俳優の金子ノブアキさんがスタジオゲストとして出演するプレーオフ1回戦「ヒューストン・ロケッツ対ダラス・マーベリックス」第3戦を生中継。また、富樫選手を追ったドキュメンタリー番組「ノンフィクションW より強く、より速く、より高く~富樫勇樹 167cmのNBA挑戦記~」は6月6日午後1時からWOWOWプライムで放送予定。

写真を見る全 11 枚

テレビ 最新記事