米俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんとタレントのマツコ・デラックスさんがこのほど、初対面を果たした。マツコさんにそっくりのアンドロイド「マツコロイド」とマツコさんが出演する番組「マツコとマツコ」（日本テレビ系）の収録で、10日公開の映画「ターミネーター：新起動／ジェニシス」（アラン・テイラー監督）でターミネーターを演じているシュワルツェネッガーさんにマツコさんがマツコロイドを通じてインタビューを敢行した。シュワルツェネッガーさんの印象についてマツコさんは「鍛えていた！　ゴツかった！」と驚いた。

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　マツコロイドはロボット工学の第一人者である大阪大学の石黒浩教授が監修し、マツコさんの全身を型取りして制作された等身大アンドロイド。同時通訳には、石黒教授が開発した遠隔操作型アンドロイド「テレノイド」に扮（ふん）した戸田奈津子さんが担当した。これまで数多くの取材を受けてきたが、アンドロイドにインタビューを受けるのは初といい、マツコロイドとテレノイドが待ち受けるインタビュー会場に登場したシュワルツェネッガーさんは驚きの表情。マツコロイドからこの状況をどう思うか聞かれ、「スパイシー（痛快）でインタレスティング（おもしろい）！」と絶賛した。

　マツコさんが実際に対面したのはインタビューの後で、“本物”のマツコさんの姿にシュワルツェネッガーさんは興奮。マツコロイドと3人でセルフィー（自撮り）を行ったという。また「この企画は素晴らしい！」と満足な様子だった。この様子は同番組で11日に放送される。

　映画は、人気SFアクション「ターミネーター」シリーズの最新作。人類抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーは、敵が母・サラを抹殺するためにシュワルツェネッガーさん演じるT－800型ターミネーターを過去に送り込んだことを知り、母を救うために同志を派遣するが……というストーリーで、過去と未来が書き換えられた世界が描かれる。