高良健吾:「花燃ゆ」クランクアップで男泣き 1年間高杉晋作演じる

「花燃ゆ」のクランクアップを迎えた高良健吾さんと主演の井上真央さん=NHK提供
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「花燃ゆ」のクランクアップを迎えた高良健吾さんと主演の井上真央さん=NHK提供

 俳優の高良健吾さんが9日、NHK放送センター(東京都渋谷区)でNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のクランクアップを迎えた。昨年8月から約1年におよぶ撮影を終えた高杉晋作役の高良さんは、主人公・文を演じる井上真央さんから花束を渡され、2人は抱擁した。高良さんは「寂しいです。高杉晋作をできたことがすごく幸せです」と涙を流しながら語った。

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 また、高良さんが「井上真央さんはいろいろなものを背負っている。ドラマはこれからも続くので、応援してください」と語ると、井上さんも涙を流し「(高良さんは)文にとっても私にとっても支え。支えがいなくなって寂しい。自分のクランクアップの前に泣くと思っていなかった」と話した。

 クランクアップ後、高良さんは取材に応じ「ここまで長く一つの役を演じたのは初めて。一つの役をずっとやるのは好きなので、寂しいですね。これからも高杉を演じたことが自分の人生に影響を及ぼすと思う」と話した。また、印象に残っているシーンを「松下村塾で仲間とワイワイしているシーンですね。希望にあふれていた」と振り返り、今後の高杉の登場シーンの見どころを「功山寺挙兵から死ぬまで高杉の命の燃やし方を見てほしいですね」と話していた。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰(伊勢谷友介さん)の妹・文(井上さん)が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊王攘夷派の中心人物・久坂玄瑞(東出昌大さん)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(大沢たかおさん)と再婚した人物。ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えて、まっすぐに生きた文の生涯が描かれている。

 高良さんが演じる高杉は9月の放送まで登場予定で、最後の撮影は、8月に放送される毛利元徳(三浦貴大さん)との会談シーンだった。ドラマは、NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送中。

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