土屋太鳳:「まれ」クランクアップに万感 涙で「言葉にならない…」

NHK連続テレビ小説「まれ」のクランクアップシーンをモニターで確認し涙目になる土屋太鳳さん
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NHK連続テレビ小説「まれ」のクランクアップシーンをモニターで確認し涙目になる土屋太鳳さん

 女優の土屋太鳳(たお)さんが主演するNHK連続テレビ小説「まれ」が20日、クランクアップを迎え、東京・渋谷の同局で会見が開かれた。昨年10月7日の石川県輪島市内でのクランクインから約10カ月半にわたってヒロインの希(まれ)を演じてきた土屋さんは、ラストカットのモニターチェックの段階でうっすらと涙目で「本当に言葉にならない。泣かないように泣かないようにしていたんですけど……」と話すと、「朝ドラのヒロインに選んでいただいたから乗り越えられたと思います」と万感の思いを込めて語った。

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 最後の撮影は、9月26日に放送される第156回の石川県輪島市にある桶作家でのシーン。東京でミュージシャンとして活躍する高志から、能登の希や圭太たちにビデオレターが届き、普段は無口な高志がコメントを発したことに、同級生一同で盛り上がる……という内容だった。

 会見には土屋さんのほか、紺谷圭太役の山崎賢人さん、蔵本一子役の清水富美加さん、津村(寺岡)みのり役の門脇麦さん、二木高志役の渡辺大知さん、角洋一郎役の高畑裕太さんといった希の同級生、希の弟・津村一徹役の葉山奨之さんが出席。セレモニーでは、スタッフからキャストに花束が贈られ、記念のくす玉が割られた。

 土屋さんは、清水さんから「太鳳ちゃんは1年間、本当に笑顔で、大変なスケジュールでせりふも多くて、すごい人だなって。菩薩(ぼさつ)みたいで本当に尊敬しています」とねぎらわれると、清水さんや門脇さんと一緒になってまた涙。また高畑さんは顔をクシャクシャにしながら「メチャメチャさみしいです! 『まれ』のない生活は考えられない」と思いを吐露し、笑いを誘っていた。

 「まれ」は92作目の朝ドラで、「クロサギ」(TBS系)や「震える牛」(WOWOW)などを手がけてきた脚本家の篠崎絵里子さんによるオリジナル作。夢ばかり語る父のせいで、一度は堅実な公務員の道を選んだ希が、夢を持った人々との触れ合いの中で、本当の自分の夢を思い出し、世界一のパティシエを目指すことになる……というストーリー。NHK総合で毎週月~土曜午前8時ほかで放送。全156回。最終回は9月26日に放送される。

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