篠原涼子さんの当たり役といわれるクールな刑事、雪平夏見が主人公の連続ドラマ「アンフェア」(フジテレビ系)の劇場版第3弾で完結編となる「アンフェア the end」(佐藤嗣麻子監督)が5日に全国で公開される。今作には阿部サダヲさん、加藤雅也さん、佐藤浩市さんらシリーズおなじみの顔ぶれに加え、新キャストとして雪平と行動を共にする“新相棒”のシステムエンジニア役で永山絢斗さん、検察庁の若きエリート官僚役でEXILEのAKIRAさん、特捜部長役で吉田鋼太郎さんが出演。また雪平の娘役で現在はAKB48に所属する17歳の向井地美音さんが成長した姿を見せている。完結編と銘打っているだけに「アンフェア」ならではの裏切りはあるものの、ラストはすっきりと大団円を迎えている。
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「アンフェア」は秦建日子さんの「推理小説」(河出書房新社)が原作。2006年1月期に連続ドラマが放送され、07年に劇場版第1弾「アンフェア the movie」、11年に劇場版第2弾「アンフェア the answer」が公開されヒットを記録した人気シリーズ。篠原さんが演じる雪平夏見は、バツイチ、子持ち、大酒飲み。だが、検挙率ナンバーワンの敏腕で、過去に犯人を射殺した経験のある唯一の刑事という役柄。元夫・佐藤和夫(香川照之さん)の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた雪平は、今作で再び警視庁捜査1課へと戻り、反撃に出る。雪平が刑事になったきっかけともいえる、父親殺しの真犯人の正体も明らかになる。
完結編だけに雪平との別れを惜しむがごとく、他の主要キャラクターがほぼ全員、雪平に対する愛にあふれていて温かい。そして雪平も関わった人をとことん信じる姿が優しく切ない。もちろん、「アンフェア」ならではの大きな裏切り、どんでん返しはあるものの最後はきれいにまとまり、本当にこれで「アンフェア」は終わるんだと寂しくもすがすがしい気分になった。
「アンフェア」シリーズではおなじみのお色気要素、篠原さんの全裸シャワーシーンというサービスカットも重要な場面で登場。ガンアクションやカーチェイス、肉体を駆使したアクションもたっぷりと見どころ満載。完結編ですっきりとしたラストといったが、もしかしたらそれでも終わらないのが「アンフェア」なのかもしれないと、続編にかすかな期待を今でも抱いている。5日からTOHOシネマズスカラ座(東京都千代田区)ほか全国で公開。(細田尚子/毎日新聞デジタル)
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