米国出身のピン芸人・厚切りジェイソンさんが8日、東京都内で行われた初の書籍「日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy」(ぴあ)の発売記念会見に登場。ジェイソンさんは、芸歴わずか4カ月で決勝に出場した前回の「R-1ぐらんぷり2015」(関西テレビ・フジテレビ系)について聞かれると「他の決勝進出者の方々が10年、20年も頑張ってやって(決勝に)来られたという喜びに関して、罪悪感(を感じた)というか……」と告白。「ちょっとうらやましかった。頑張って達成できた喜びは、(自分とは)たぶん全然違うから」と振り返った。
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続けて、2020年に開催を控えている東京五輪について聞かれると「東京五輪はいいきっかけになると思う。(日本が)よりグローバルに見られるきっかけにもなる」と分析し、「そのときに代表的な外国人タレントとして、世界と日本の橋渡し役ができたらうれしい」と意気込みを語った。IT企業の役員とお笑い芸人の二足のわらじを履いているジェイソンさんは、今も厚木市に住んでおり、通勤時間にネタを考えているといい、今後もお笑いを続けるのか聞かれると「はい、楽しいよ。やりたくてやっている」と笑顔で語った。
書籍は、ツイッターのフォロワー数が24万人というジェイソンさんがつぶやいた言葉を抜粋して掲載。「なぜ勉強する必要があるの?」「努力は必ず報われるの?」など、フォロワーから寄せられた日常の疑問に一刀両断で回答している。また、二足のわらじを履いているジェイソンさんの生き方や考え方なども盛り込まれている。初の書籍についてジェイソンさんは「言いたいことが言えた」と満足気だった。書籍は192ページで価格は1296円。5日に発売された。
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