女優の有村架純さんと俳優の高良健吾さんが、2016年1月から放送の“月9”ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」（フジテレビ系）でダブル主演を務めることが19日、明らかになった。ともに地上波連続ドラマ初主演で、2人の共演も初めて。1991年に放送され大ヒットした月9ドラマ「東京ラブストーリー」（同）などの坂元裕二さんを脚本家に迎え、地方から東京に集まった6人の若者たちのリアルな今を映し出しながら美しいラブストーリーを描く。

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　物語は、幼いときに母を亡くし、育ててくれた養父母が貧窮しているのを助けるため、20歳も年上の資産家との結婚を強いられ苦悩していた音（有村さん）と、転職を繰り返しながら、畑を買い戻し育ててくれた祖父と農業を営むことを夢見ている練（高良さん）を軸に、東京に集まった6人の男女たちの恋愛や成長を描く。監督は「最高の離婚」などの並木道子さんが務める。

　これまで2回、月9ドラマに出演しているが、主演を飾るのは初めてという有村さんはクランクイン前に取材に応じ、「月9ということを意識しすぎず、とにかく作品を大事にしたいです。全力でやっていけるように頑張りたい」と笑顔で話した。また若者たちの恋愛や成長を描くドラマについては「前向きにひたむきに生きている登場人物たちの姿に、（台本で）涙が出そうになるぐらいグッとくるものがありました」といい、「恋愛する喜びを一緒に感じてもらえれば」と明るい表情を見せた。高良さんはドラマについて「（この作品を通して）登場人物たちの一生懸命さが、ドラマを見た人のパワーになれば」といい、「それができるのが月9だと思います」と話した。

　また、初共演となる高良さんについて有村さんは「誠実でとてもまじめな方だと思います」といい、「お互いが困っている時は助け合っていきたいなって思います」とコメント。一方の高良さんは「（知人から）有村さんは『負けず嫌い』と聞かされて、有村さんと会ったときに『負けず嫌いなんですか』って聞いたら、『自分に（負けず嫌い）』っておっしゃってて、すてきな方だと思いました」とお互いの印象を語った。

　有村さんは役どころについて「音って、今までの欲をあきらめている子。外食や洋服。鳥かごの中にいるような女の子です」と説明。「その中で、自分の奥底に眠っている気持ちとか、いろいろなことを表現したい」と意気込んでおり、高良さんは「練がどう変わっていくかを楽しみたいと思います。それが連ドラとして楽しいところなので」と目を輝かせた。

　ドラマは、2016年1月から毎週月曜午後9時に放送。