内野聖陽:“超力作”公開に感慨 「やっとここに立てた」

映画「海難1890」の初日舞台あいさつに登場した内野聖陽さん
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映画「海難1890」の初日舞台あいさつに登場した内野聖陽さん

 俳優の内野聖陽さんが5日、東京都内で行われた日本とトルコの合作映画「海難1890」(田中光敏監督)の初日舞台あいさつに登場。主演の内野さんは「撮影は12~1月の非常に寒い時期だった」と振り返り、「やっとここに立てたかという気持ちでいっぱい」と感慨深げに語り、「田中監督の超力作映画に参加できて本当に光栄。この作品が次の世代の方々に残っていき、日本とトルコの友好がこんな事件から始まってたんだと、多くの人に見ていただければと思う」と呼びかけた。

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 「海難1890」は、1890年に和歌山県串本町沖でオスマン帝国の軍艦「エルトゥールル号」が座礁・大破し、乗員が日本人に救助された海難事故と、その95年後にイラン・イラク戦争でテヘランに取り残された日本人をトルコ人が救出した事件が題材で、時代を超えた両国の絆や真心を描く感動作だ。

 映画の内容にちなんで「真心」とは?と聞かれた内野さんは「見返りを求めない、邪気のない純粋な気持ちということじゃないでしょうか」と真摯(しんし)にコメント。続けて「でも、ここにいるのはヒット祈願でいたりするんですけど」と苦笑しながら語り、笑いを誘う場面もあった。舞台あいさつには忽那汐里さん、ケナン・エジェさん、夏川結衣さん、田中監督が出席した。

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