テレビ制作者:「半沢」「下町」の伊與田Pは全方位の“ミラクルタイプ” 業界就活本で心理テスト

「就活でどうしても会いたいテレビ人24人へのOB・OG訪本」(未来のテレビを考える会編著、宣伝会議刊)
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「就活でどうしても会いたいテレビ人24人へのOB・OG訪本」(未来のテレビを考える会編著、宣伝会議刊)

 「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)の藤村忠寿エグゼクティブディレクターや「もやもやさまぁ〜ず2」(テレビ東京)の伊藤隆行プロデューサーら人気番組を生んだ24人のテレビ制作者に心理テストを実施して心理類型を分析し、インタビューをまとめた「就活でどうしても会いたいテレビ人24人へのOB・OG訪本」(未来のテレビを考える会編著、宣伝会議刊)が発売された。高視聴率ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」(TBS)の伊與田英徳プロデューサーが極めてまれな「両向型全機能バランスタイプ」であることが分かった。

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 同書は、インターネットの普及などで若者のテレビ離れが進んでいるといわれる中、テレビの未来を変えるような人材を業界に
つなごうと、人気番組の制作者が局を超えて協力。インタビューとともに、老松克博・大阪大大学院教授監修のユング心理学に基づく心理テストを実施し、「外交・内向」と「思考・感情・感覚・直観」を組み合わせた8種類の心理類型パターンに分類し、就活の参考にしてもらおうというもの。

 テストの結果、伊與田プロデューサーと、斬進な選挙特番として注目を集めた「池上彰の選挙ライブ」(テレビ東京)の福田裕昭・統括プロデューサーが極めてまれな「両向型全機能バランスタイプ」で、ほかは「外交直観」タイプが多いことが分かった。老松教授によると、「世の中の見えざる動向を直観的に把握し、番組を戦略的に発信するテレビクリエイターにふさわしい。極めてまれな両向的全機能バランスタイプがこの人数でふたりもいるのはミラクル。総合的な意識の使い方が求められる仕事であることが推測できる」という。

 出版を記念して27日午後1時から、藤村さんや伊藤さん、「アウト×デラックス」(フジテレビ)の亀高美智子チーフ・プロデューサー、「ダウンタウンDX」(読売テレビ)の西田二郎プロデュサーが参加するトークイベントがマスメディアン本社セミナールーム(東京都港区)で開かれる。その後も全国でセミナーを開催予定。学生・就活生対象、定員300人、入場無料。同書は1512円(税込み)。

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