カラットアゲアゲ:赤裸々女子会トーク番組 セットは段ボール製

段ボールセットで語り合う「カラットアゲアゲ」MCの友近さん(中央)とYOUさん(左)、近藤春菜さん(右)
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段ボールセットで語り合う「カラットアゲアゲ」MCの友近さん(中央)とYOUさん(左)、近藤春菜さん(右)

 友近さんがMCを務める女子会トークバラエティー「カラットアゲアゲ」(読売テレビ)が24日26時04分と、27日25時59分から放送される。番組セットが公開され、華やかな、立体感のある仕上がりになっているが、実はすべて段ボールでできていることが明かされた。

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 セットの制作は、読売テレビ美術部の山本真平さんが担当。以前から従来にない新しい発想でセットを作れないかと考えていたという山本さんは、テレビの世界では1回限りの特番であっても、新しいセットを作り上げることに苦慮していた。そこで上司が展示会で見つけてきたという、薄くて、硬くて丈夫な段ボールを知り、メーカーに出向いて、テレビ番組のセットにどう使えるか、試行錯誤を重ねてきた。

 そして今回の「カラットアゲアゲ」のセットで、その段ボールセットを採用。西田二郎プロデューサーらスタッフとの打ち合わせの結果、絵画の中に納まった台湾の中華料理屋の待合室ようなイメージで、女子会旅行にやってきた仲良い女友だち同士がキャッキャと話をしながら待っているというセットに決まった。

 番組オープニングで、バイオリンの音色とともに、番組ロゴがはめられた“額縁”にカメラがズームインすると、額縁のなかにおさまったセットのなかで番組が始まる仕掛けは、そのイメージに沿ったもの。山本さんは “絵画”ということで、「手書き感にこだわりたかった」という。

 山本さんは、自ら描いた絵を、そのままインクジェットの大型プリンターで段ボールに印刷することで、木造のセットにはない、手描き感と立体感が出たセットなった。さらに、コストも通常の約3分の1になり、使用した段ボールは、ほとんど再生可能だという。また、木材の通常のセットより軽く。通常の木材セットでは何十人もの大道具さんが、トンカチと釘などを使って組み立てていくものを、わずか数人で、たいした工具も使うことなく、短時間で組み立てられた。。

 段ボールを製造した芳川紙業の佐藤佑支さんによると、原材料が牛乳パックや酒パックでつくられた「硬質ミルダン」で、通常の段ボールより、強く、硬いものだという。

 番組は、友近さんのもとに集まった、仕事も、年齢も、価値観も違う女性たちが、台本なしの自然体で女子会トークを繰り広げる。今回は、9、10月に続き、3回目の放送で、「こんな男は腹が立つ!」や、「こんな女は許せない!」などをテーマに、女の幸せと、生き方を話し合った。モデルの杉山佳那恵さんは、過去に付き合った男性との実話エピソードを告白。30歳を超えてもなお、いつも「ろくな男をつかめず、失敗ばかりしている…」との悩みを、他の出演者に赤裸々に相談した。「最終的に顔のタイプ」で選んでしまうという結論に、一同は「中身をみないと!」と総ツッコミで、YOUさんだけは「私も失敗してきた」と賛同した。臨床心理士の山名裕子さんは、同じような男をつかんでしまうのは、そういう男を呼び寄せる自分自身の見せ方にも問題があると指摘した。

 ほかに、「こんな女は許せない!」では、現役キャバクラ嬢の如月あいみがさんが、女の世界ならではのドロドロな実話を披露。女性が最も気にする“同い年の生き方”に着目したドキュメンタリータッチのコーナー「おない」で、26歳の「女性大工」と「ポールダンサー」の二人の「おない」生活を紹介した。

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