上西小百合衆院議員：スッピン撮影交渉に若手芸人が挑戦　“ロケの達人”千鳥も大笑い　ABC「ロケ交渉人」

　お笑いコンビ「千鳥」が司会を務めるバラエティー番組「緊急指令！ロケ交渉人～アブない現場に突撃せよ～」（ABC、関西ローカル）で、“なにわのエリカ様”こと何かとお騒がせの上西小百合衆院議員に、若手芸人がスッピン姿の撮影交渉に挑んでいることが明らかになった。その様子は19日深夜1時34分から放送される。

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　番組は、若手芸人が与えられたミッションを成功させるべく勇気と知恵を駆使してロケに挑むバラエティー。ピン芸人のゆりやんレトリィバァさんには「上西小百合議員のスッピンを撮れ！」との指令が出された。上西議員は、国会を病欠した翌日に旅行していたとして、所属していた「維新の党」（当時）を除名になり、その後もフォト自伝本を出版するなど物議を醸している。ゆりやんレトリィバァさんは「むちゃくちゃやっかいな人」と戸惑っていたが、千鳥の大悟さんの「水かけたらすっぴんになるやろ」と危険なアドバイスを受け、取材交渉に向かった。

　今回はほかに、お笑いコンビ「アインシュタイン」が「北新地のキャバクラ嬢の貯金通帳を公開せよ！」、「バンビーノ」は「大阪市内で家賃1万円以下の家に泊めてもらえ！」、インディアンスは「THEアウトサイダー格闘家にAKB48を踊らせろ！」などの困難なミッションに挑む。

　若手芸人のロケといえば、ロケ芸人としての技術が未熟なゆえに、長時間のロケや体力勝負のロケがスタンダードだったが、今回は自分たちがひたすら頑張れば必ず成功するというケースではなく、対象者にいかに「交渉するか？」を描く内容になっている。企画したABCの塩崎拓ディレクターは「若手芸人だけしか出てこないワイワイした笑いの番組ではなく、視聴者やロケを担当するディレクターがヒリヒリするようなロケにしたかったんです」と語る。報道出身の塩崎ディレクターは、自身が取材で体験した取材対象者に対峙（たいじ）し、交渉し、うまく交渉する時の緊張感やヒリヒリ感を視聴者に伝えることを心がけたという。

　一方、スタジオの千鳥の2人は、かつて年間300本以上のロケをやっていた“ロケ芸人”で、若手の未熟で粗削りなロケを先輩として温かく見守ったが、「コレはオモロイ！」と床に転げて大笑いし、「各局のディレクターが、今後、この芸人たちの使い方が分かるロケになったな！」と高評価だった。

　今回出演するバンビーノ、インディアンス、コロコロチキチキペッパーズの3組は春から東京に拠点を移すため、この番組は東京の“ギョーカイ人”にとって参考になるかもしれない。放送は19日深夜1時34分～3時4分。